北海道のブランド毛ガニの霧幻（むげん）とは？

2017/11/14 2019/12/16

ブランド毛ガニの霧幻の解禁日

浜中町霧多布では、２月～４月にかけて、毛ガニ漁がおこなわれます。

よって、ブランド毛ガニの霧幻の解禁日は、２月です。

ただし、およそ１ｋｇを超える大きさの毛ガニですので、

漁に出たからと言っても、必ず捕れるとは限らず、

年間でも数百杯ほどしか取れない幻の毛ガニなんです。

ブランド毛ガニの霧幻には、ブランド定義があります。

それは、北海道の浜中で捕れる毛ガニであること。

毛ガニの重さ９００ｇ以上であることです。

出荷は、２月から４月の春の時期だけで、通販サイトに並ぶのもこの時期ですが、

在庫なしと表示されていることが多く、なかなか手に入りにくいものです。

霧幻が水揚げされる浜中では、霧が多く発生します。

その地に住む、幻と呼ばれる巨大なの毛ガニであることから、

「霧幻」というブランド名が付いたと言われています。

毛ガニは、水深２０ｍ～１００ｍの海底に住みついています。

カニの天敵であるタコやイカなどに見つからないよう、

砂や泥に潜って身を潜めます。

その砂や泥が落ちにくくするために、甲羅が毛のようになっていったと言われています。

浜中町は、釧路と根室の間に挟まれた漁業が盛んな町です。

毛ガニ以外にも、昆布やサケ、マスなどの漁がおこなわれ、

最近では、ウニの養殖等も行われています。

札幌市内から公共期間を使っても、６時間以上かかり、

地元北海道民としても、なかなか訪れるのに骨が折れるような距離にあります。

２０１６年からブランド化されたばかりで、

まだまだ、知名度としては低いのですが、超特大の毛ガニの味は絶品です。

ブランド定義をクリアーした浜中の毛ガニだけに、

「霧幻」と記されたブランドタグが付けられ販売されます。

今後、徐々に名を広めていくブランドガニとなるでしょう。