関西のカニの中で、幻と呼ばれる間人蟹の解禁日
2023/02/13
間人蟹の解禁日は、11月6日です。
ただし、12月から2月にかけて、冬の厳しい海は激しく荒れて、
蟹を捕るのが非常に厳しいため、捕獲量が限られてしまいます。
なので、間人蟹を堪能するのでたれば、11月か3月が狙い目です。
幻と呼ばれるには、それなりの理由がある
また、捕獲量が少ないことから、間人蟹は幻の蟹のとも言わています。
ブランドのプライドに傷つけない様に、品質チェックが厳しく、
50段階もの細かな選別が地元のベテラン漁師によって行われます。
甲羅の大きさや、蟹の重さ、足の揃い方、蟹爪の大きさなど、厳密にチェックされてから、
市場に出回るので、間違いなく純度の高い間人蟹を、味わうことができます。
もし、品質の悪い間人蟹があれば、競りの途中でも中断されることもあります。
ですので、蟹の漁師も悪名がつかないように、厳選して、市場に卸しています。
間人蟹は、蟹そのものの品質も高いのですが、
目利きする卸売業者の繊細な努力のもと、間人蟹のブランドが維持されつづけています。
間人蟹の値段は、解禁日直後の初競りでは、1杯10万円もの高値で取引される場合もあります。
なぜこんなに高値で取引されるのかというと、
間人蟹はなかなか安定して、蟹を捕まえることができず、進んで蟹漁を行う漁師が少ないからです。
2016年の調査では、蟹を捕る船は5隻だけです。
しかも、船は小型船で、海が荒れると蟹漁ができませんので、更に間人蟹の希少性は高まります。
また、小型船なので、大型船のように何日も海の上で滞在することができません。
そのため、漁は蟹を獲って都度持ち帰る、日帰り漁になります。
漁としては非常に効率が悪く価格が高くなる1つの原因とも言えるのですが、
日帰りで持ち帰るからこそ、捕れたての純度の高い間人蟹を食べる事ができるのです。
間人蟹が食べられる旅館
明治時代より、100年以上の歴史を持つ旅館です。
実際にセリで目利きした新鮮な間人蟹を堪能することができます。
京・Tango Resort はなれ空遥
日本海を眺めながら、ゆっくりと露天風呂へ
贅沢な時間を心ゆくまで楽しめる旅館です。
1日8組限定となっており、予約が取れない老舗旅館
オーシャンビューを一望しながら、間人蟹と地魚料理を堪能