加能ガニの解禁日
2023/02/13
加能ガニの解禁日
加能ガニの解禁日は、11月6日です。
6日ちょうどの夜中の0時に、初物の加能ガニを目指し漁船が漁に出されます。
また、3月20日までが漁期となっており、約5ヵ月間の寒い季節のみ許された
期間限定で楽しめる日本独自の味わいなんです。
たっぷり詰まった蟹身は甘みがあり繊細で、溢れそうなくらいぎっしりと詰まっています。
甲羅の中に潜む、濃厚な蟹ミソは極上クリーミーで、冬限定で楽しめる美味しい食材です。
なぜ加能ガニと呼ばれているのか?
間人ガニや越前ガニなど、ブランド蟹と呼ばれる蟹は、
地名や土地の名前を使われることがスタンダードなんですが、
「加能」というのは、実在する県庁所在地でもなく、越前などの旧国名の呼び名でもないんです。
2006年9月、石川県内にあるに漁業組合が合併したのをきっかけに、
今まで地方の名前を付けた各地のブランド名だったのですが、
ズワイガニの名称を統一しようと、一般公募で募集され「加能ガニ」と呼ばれるようになったんのです。
その名称には、加賀百万石の「加」から能登半島「能」で捕れる蟹という意味をこめて、
「加能ガニ」と命名されたと言われています。
加能ガニはどこで捕れる?
加能ガニが捕れる漁港は、
主に石川県の橋立漁港、金沢港、富来漁港、輪島港、蛸島漁港です。
沖合10キロメールほどで、
水深200m~400mに生息し、水温は1℃~3℃ほどで、冷たい深海に生息しています。
甲羅が9センチ以下の加能ガニは、市場に出回ることなく蟹の成長を促します。
魚を捕獲するための網と加能ガニを捕るための網を上下に別けた改良網で漁を行い
海の底に暮らすズワイガニを捕獲するだけでなく、
小柄な生き物が抜け出していけるよう工夫された底引き網漁で資源保護が考えられています。
しかしながら、冬の日本海はよくあれるので、海の状況を見定めて船を出さないといけません。
危険と隣り合わせなのが、冬の蟹漁なのです。
加能ガニのブランドタグ
加納ガニのブランドタグは、青色なのですが、
石川県の中でも水揚げされる場所が様々なので、その港名も記載されています。
橋立漁港、金沢港、富来漁港、輪島港、蛸島漁港と5種類の青タグが存在するのです。
加能ガニの母
加納ガニのメスは、香箱(こうばこ)ガニと呼ばれています。
実は香箱ガニは、オスより小柄で身も少ないのですが、甲羅の大きさも半分くらいです。
でも、加納ガニよりも、かなり貴重な存在なんです。
というのも、
メスの蟹というのは、お腹の中にある外子と、甲羅の中にある内子という卵があり、
次の年に向けて、加納ガニを育ててくれることから、
資源保護のため11月6日から12月29日と、およそ2ヵ月間しか捕ることができないのです。
この時期に捕れる香箱ガニのプチプチした外子と
濃厚な内子は、最高に美味しいんです。
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