2019年度、日本のズワイガニの漁獲量と価格帯は!?

      2019/12/16

活け松葉ガニ1杯の値段とは?

福井県のカニの漁獲量と価格帯

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福井県のブランド蟹と言えば、「越前ガニ」です。

11月6日深夜0時になると一斉にかに漁が始まります。

 

そして、越前町の漁港で水揚げされた初日の漁獲量は、

ズワイガニが、約3000匹で、メスのセイコガニが97,000匹で、

その数は、ズワイガニに関しては例年通りですが、セイコガニについては、やや下回る結果となった。

 

三国町では、ズワイガニが約2800匹で、セイコガニは26,200匹となっています。

 

最高級ブランドのカニは、”極”と認定され、越前、三国で水揚げされたのは2匹だけでした。

極として認められるズワイガニの基準は、茹でた重さが1.3kg以上で、

甲羅の幅は、4.5cm以上、蟹爪の幅が3cm以上必要です。

 

今年の最高級の蟹は、1.65kgの超大物だったそうです。

 

その希少性からも、

越前町で競り落とされた値段は、なんと過去最高の46万円でした。

 

”極”以外のズワイガニについては、7,000円~40,000円で、

セイコガニは、200円~3,000円でした。

 

2016年度の漁獲実績は、ズワイガニ260t、セイコガニ163tで、

金額にしてみると、ズワイガニ約16億ほどで、セイコガニが約4億、合計20億もの流通があったそうです。

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石川県のカニの漁獲量と価格帯

金沢タグ

石川県のブランド蟹といえば、「加納ガニ」です。

こちらも、解禁日の0時と共に約110隻の船が日本海に出航しています。

(金沢港23隻、輪島43隻、珠洲17隻、橋立8隻)

 

昨年は、11月6日の解禁日に海が大荒れになり、カニ漁が中止になったのですが、

今年の石川県の天気は、1週間ほど穏やかな海のため、カニの大量捕獲が期待されています。

 

2015年に北陸新幹線が開通した効果により、石川県のカニの需要がかなり高まり、

この年だけで約14億と最高記録をだしており、2016年度でも約13億の高水準を打ち出しています。

 

今年の初セリで1番高値が付いた加納ガニは66,000円です。

昨年に比べると若干安値で、引き留まり、香箱ガニは例年並みの24,000円でした。

 

初日の漁獲量としては、加納ガニ2,230箱で、香箱ガニは4,200箱で、平年並みです。

 

今年の加納ガニや香箱ガニの水揚げ量や価格なども例年並みですが、

好調なスタートをかけ始めているので、期待ができるかもしれません。

 

京都府のカニの漁獲量と価格帯

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京都府の漁港は、京丹後市や舞鶴市など京都北部に面する海で、

6日に一斉にカニが水揚げされました。

 

京都のズワイガニと言えば、「幻の間人ガニ」が有名ですが、

京丹後市の間人漁港では、午前9時半ごろに漁船5隻が漁港に帰ってき、

まずは、メスの「コッペガニ」から降ろされ、次に雄である「間人ガニ」の順に船から降ろされました。

 

初セリは、その日の午後から行われ、間人ガニが5匹入った1箱の価格が、

50万円と破格の値段が付いています。

 

今年の漁獲量としては、例年より少なめで、間人ガニで294kg、

コッペガニで1573kgとなっています。

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富山県のカニの漁獲量と価格帯

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富山湾では、新湊漁港で行われた初セリでは、

1,350杯のズワイガニが並び、市場に活気が湧いていました。

 

富山では、最高級のズワイガニを証明するために特選のタグが付けられます。

特選タグが付いているカニは、重さ1.2キロ以上で、

しっかりと身が詰まっているか厳選されたものだけになります。

 

その特選のズワイガニは今年は1杯のみ。

そして、初セリでは30万円の値段がつけられ、新湊漁港で蟹のセリが始められて以来の記録となりました。

 

通常のズワイガニ1杯の値段は、高いもので3万円ほど。

約10倍の値段がの特選ズワイは、地元お店を経営している方で、

「1番最高の蟹を手に入れたかった」とコメントされています。

 

今年のセリは去年よりも20パーセントほど高くセリ落とされ、

好調なスタートを切っています。

 

 

鳥取県のカニの漁獲量と価格帯

香住蟹

鳥取県では、網代漁港、鳥取港、境漁港と3つの漁港でズワイガニ漁がおこなわれています。

水揚げされたカニの初セリは、翌日に行われ、松葉ガニの最高額としては、8万円でした。

 

7日の水揚げ量は、松葉ガニに認定されるサイズでのカニは、

13,466kgで、雄ガニが26,067kgでした。

 

今年の1キロの平均単価として、松葉ガニが4,907円で、

雄ガニが1,782円になります。

 

鳥取県のトップブランド「五輝星(いつきぼし)」は、

この日網代漁港で1匹だけ捕れ、最高値に至らなかったが、35,000の値段が付いたそうです。

 

ちなみに8万円で競り落とされた松葉ガニですが、

甲羅15センチ、重さ1.42kgで、五輝星に相当する大物だったのですが、

爪の色合いがよくなく、認定されなかったそうです。

 

昨年の五輝星の初セリでは、130万円の値段がついており、

今年はスタートから少し盛り上がりに欠けてしまいましたが、漁期は3月30日まであり、

名誉挽回に向けて漁がおこなわれております。

 

柴山港(兵庫県)のカニの漁獲量と価格帯

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柴山港では、解禁日と共に9隻の船が漁を行い、お昼前に柴山ガニを引き連れやってきました。

 

そして、水揚げされたばかりのカニが運ばれ、午後1時からセリが行われます。

 

最高級ブランドの「柴山ゴールド」が今年も火を上げて、

108万8880円の過去最高の値段が付けられました。

 

重さ1.35kgある高価な柴山ゴールドは、東京の料理店へ送られるそうです。
活け松葉ガニ1杯の値段とは?

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