突然、妻が離婚を突き付けてきた時、旦那さんが知っておきたいリスク回避策
この記事は約6分で読めます。
いつものように、特に代わり映えのない毎日を過ごしていたと思ってたはずなのに、
突然、奥さんさんから離婚を突き付けられ、どうすればいいのか困惑されているかと思います。
結婚してから、家族のために一生懸命仕事に打ち込み、
満足とまでは言わずでも、不自由なく生活できるように頑張ってきたはずなのに、
なぜ、離婚を突き付けられているか理由が分からない状態でしょう。
そんな時、離婚を受け入れるかどうかはさておき、
まずは、現状のリスクを想定し、最大限に回避するための保険を作っていくことが大切です。
いきなり弁護士に相談するのも、少しハードルが高いと思いますので、
今すぐ、誰でも簡単にできる安全な対策があるんです。
目次
あなたの今の立ち位置を知っておく
おそらく、何の事やらよく分からず、離婚を突き付けられている状態だと思いますので、
あなたに非があると自分自身感じていないはずです。
つまり、あなたが直接的に何かやらかしたということではないでしょう。
なので、感情的になる必要もありませんし、自ら離婚を早める必要はありません。
冷静になって、状況を把握しましょう。
相手が離婚を望んでいるのであれば、あなたが承諾すれば、いつでも離婚できるはずですし、
離婚をするかしないの決定権はあなたが握ってると思ってください。
その間、最高のリスクヘッジを準備しつつ、最後の決断はあなたが下せばいいだけなんです。
離婚しなくてもいいし、離婚してもいい。あなたがボールを持っている状態です。
なので、まだ夫婦関係において、現段階で変化を求めてはいけません。
まずは、離婚しない主張の立場でいる方が、冷静な判断を下すことができると思います。
まずは、理由を確認する
大きく分けて、奥さんが離婚を突き付けてくるパターンとして、2つあります。
それは、「旦那さんに何かを是正してほしいパターン」と「奥さんが浮気などで、旦那の存在が邪魔なパターン」です。
まず、勇気を出して、奥さんに、なんで離婚したいと思っているのかを聞いてみることです。
前者の場合、おそらくストレートに不満を話し始めると思いますので、
耳が痛いかもしれませんが、そこは受け止める覚悟で確認することです。
でも、たちの悪いのが、後者で、「奥さんが浮気している場合」です。
浮気により、旦那さんの心が離れていることを、バカ正直に答える奥さんんなんているはずがありませんので、
納得のいかない理由を突き付けてきます。
例えば、「好きではなくなった」、「性格の不一致」、「酒癖が悪い」、「臭い」、「不潔だ」など、
離婚理由に相当しない回答が返ってくることがあります。
そんな場合、「なんで好きでなくなったのか?」「どんな性格が合わないのか?」確認し、
それらが解消すれば、離婚問題がなくなるのかを確認しましょう。
もし、浮気などの理由であれば、はたまた、よく分からない回答が返ってくるので、
ほぼほぼ、離婚理由が見えてくるはずです。
その前提を元に、あなたの選択肢も広がっていくはずですので、
必ず、離婚理由というのは、聞いておく必要があるのです。
主導権を握るために、まずは、離婚届不受理申出を提出
あなたが離婚を望むかどうかに関係なく、離婚届不受理申出を出しておくことは必須です。
役所に出向く時間は必要ですが、あなたに何のデメリットも生じませんし、
離婚するかの決定権をこちらで保持することができます。
例えば、離婚届を勝手に出されてしまうパターンです。
離婚届を偽造して提出することは、犯罪行為となりますので、勝手に出される可能性は低いのですが、
万が一、犯罪と知らずに提出してしまったなんてことも無きにしもあらずです。
また、奥さんが無知に犯罪に手を染めてしまう未然防止策の役割でもあります。
しかも、離婚届を偽造しても役所が受理してしまえば、手続きとしては、離婚したことになってしまいますし、
その後、撤回するには、裁判所に申し立てするなど、すごくめんどくさいことになってしまいます。
そんなことを回避するために、
特別リスクを背負うことのない、離婚届不受理申出は、今すぐにでも役所に提出しておくことです。
例えば、離婚に応じる時は、あなた自身が離婚届を出せば、その申請は通りますし、
離婚届不受理申出を廃止したければ、また役所に申請することで、すぐに変更可能です。
なので、離婚を申し立てられた時、やっておいて損はない対処法であります。
資産関連の確認&エビデンス取得
結婚してから、離婚するまでの間、発生した貯金や資産については、お互いの共有財産となります。
例えば、旦那さんがせっせと働き、奥さんがコツコツ貯蓄してきたお金は、離婚するとなれば、折半するのが当たり前です。
だから、お小遣い制で、お金をにぎられている場合でも、心配する必要はありません。
例えば、協議離婚(法的なことは関係なく、夫婦間で決める離婚)では、夫婦の話し合いですべてを決めるので、あまり関係ないのですが、
法廷離婚であれば、事実ベースでの話し合いが進んでいくので、今のうちにしっかりとエビデンスは取ってておくほうがいいと思います。
エビデンスといっても、銀行口座の通帳のコピーを取っておいてもいいでしょうし、
写メをとっておくことだけでもいいと思います。
その際、銀行口座や支店名、現時点の貯蓄額など分かるようにしておけば、エビデンスとしての効力は強くなりますので、
特に使い道などは考えず、とりあえず写真に取っておくだけでも、かなりの価値はあると思います。
印鑑証明書の変更、もしくは、実印などは厳重に保管する
日常生活していて、あまりピンとこない人も多いのですが、
印鑑証明書、及び実印は、かなりのリスクを持ち合わせています。
実印というのは、おそらく、車の購入時や家を建てられる際、印鑑証明を登録して作られたかと思います。
つまり、実印と印鑑証明があれば、ローンや借金なとの連帯保証人にすることができたり、
あなたの名義でローンや借金をすることもできるということなんです。
そして、もちろん車や家などの購入、売却も簡単にできてしまいます。
大体の場合、こういった貴重品というのは、家を守る奥さんに託して、
あまり、無頓着な場合が多いと思います。
しかし、これらのリスクを回避する場合には、印鑑証明書や実印をご自身で厳重に保管したり、
または、印鑑証明の登録を変えるなどして、不正利用を回避できるようにしておく必要があります。
夫婦である限り、こういったことができてしまう環境を排除すべきで、
共有資産であるものの勝手に借金を作られたりすると非常に怖いことだと思います。
直近で、印鑑証明を利用する必要がないのであれば、一旦登録を抹消し、リスクを回避することも今は重要なことなんだと思います。