夫婦関係を修復する「give&happiness」の考え方
2018/02/04
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誰も幸せにならない旦那さんのマインド
この前、かなり残念な友人の話聞いたので、皆さんにも共有して、
是非とも、心の片隅にでも置いといてもらいたいと思っています。
自分自身もパートナーも、一切、幸せにならない考え方です。
反面教師的な感じで聞いてください。
友人というのは、8歳年下の奥さんと6歳と2歳の息子を持つお父さんなんですね。
久しぶりに会って、お酒も弾み、ワイワイやっていたんですが、
家族の話題になって、彼はこんなことを言ってきました。
俺なんか、仕事しながら、家にいる時は、家事なんかも手伝ってやってるのに、
嫁はそれが当たり前だと思ってるんだよね。
その当たり前って、思っているところが腹が立つし、嫁は俺に対して感謝の気持ちもないんだよ。
いや、友人が言う事は、よくわかりますよ。
十分に家族の事を思った行動をしていると思います。
ただ、心がついってないんです。
先ほどのマインドポイントとしては、
- 手伝ってやっている
- 感謝の気持ちにもない
です。
彼は、「give&take」が成立してないじゃねーか!?
って、言ってるんです。
気づかないうちに、心のどこかで「家事手伝いする目的が、感謝してもらうため」になっちゃってるんです。
僕ならこう考えます。
「give&happiness」なんですよ。
家族の幸せのためを思ったときに、いま自分ができることをgiveする。
ただ、それだけなんじゃないかと思います。
スーパーヒーローは感謝されるために生きているのか?
たとえば、街を歩いていると、自分の前に30代前半くらいの女性が歩いているとします。
その女性が信号を渡ろうとしたその時、車が無理に侵入してきて前の女性にぶつかってしましました。
周りには、自分と大怪我をした女性と車の運転手です。
運転手がなかなか出てこないので、車の様子を遠目からのぞいてみると、
何やら混乱している状態で、パニック状態に陥って、何も行動を起こそうとしていません。
この状況を一部始終見ているあなたは、とりあえず、
救急車で女性を病院に運び、車の運転手を落ち着かせるのが先決と考え、近くに行き、携帯電話を取り出します。
「さて、その時、あなたは感謝されようと思いながら、女性を助けますか?」
おそらく、答えはNoだと思います。
こんな時に見返りみたいなことを考えてないでしょうし、
感謝されようと思って行動しているはずがありませんよね。
きっと、いま自分ができることは何かを考え行動できる正義感だけなんだと思います。
人は視覚的な情報に騙されやすい生き物
それでは、先ほどの正義感を残したまま、奥さんにスライドさせていきますよ。
実際に奥さんの方に目を向けて、様子をみてください。
さっき例のように、怪我はなさそうですか?
特に異変はありませんか?
おそらく、外見においては、問題ないと思います。
ただ、心の中はどうなんでしょうか?
怪我した女性の心は視覚的に感情を理解しやすいのですが、
特に様子に変化がない日常では、奥さんの心は見えにくいんです。
何が違うのか?
それは、視覚的な情報量の違いなんです。
それじゃー、仕方がないか。。。
では、ないですよ。
相手の立場に立って、
妻が毎日どんな役割を担っていて、何に悩んでいて、何が大変なのかどれくらい把握していますか?
洗濯、掃除、パート、買い物、料理、子供のこと、旦那さんのこと、、、、などなど、
日々どんな仕事をしてるでしょう?
知っているだけでなく、相手の立場に立って、
その痛みや苦しみなどを自分ごととして、捉えることができるでしょうか?
そこを理解できてこそ、「give&happiness」が成立するんです。
どっちが偉いとか、そんな話じゃない!!
夫婦や家族は、共通の目的を持った小さな組織であると思うんです。
簡単に言うと仲間みたいなもんですよ。
そんな関係でありながら、対立し合っていては、すごくもったいないんです。
夫婦や家族というものは、相乗的によりよい効果をもたらす関係である必要があります。
目的を達成するために、意見をぶつけ合うことはいいことなんですが、
仲間内で敵対心をもって、下げあう関係になってはいけないんです。
「汗水たらして、仕事して、帰ってきたら家事手伝いして」とか、
「子供の面倒を見ながら、洗濯掃除とか家の用事して」とか、
どちらが偉いとかそんなベクトルで対立している場合じゃないんです。
一生懸命みんな生きていると思うので、頑張ってない人はいないでしょう。
きっと、夫婦共に頑張っていはずなんですよ!!
夫婦の目指すべきところは、
どのようにして、QOF(Quolity of Family)”家族の質”を高められるかということなんですよ。