【毒親育ち】子供に嫌われる親に絶対ならない方法
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自分が幼い頃、自分の父親や母親ってどんな存在でしたか?
口うるさい母親だなぁとか、父親はほとんど家にいなかったなぁとか、
天真爛漫な人だったなぁとか、それぞれ、子供の頃の記憶が残っていると思います。
振り返ってみると、両親の良い部分、悪い部分が何となく出てくると思うんですが、
ほぼ間違いなく、それらの行動をご自身の子供に対しても行っています。
なぜなら、お手本となる同性の親というのは、1人しかいないからです。
良い部分を真似るのは、全然問題ありません。
しかし、悪い部分は、意識しないと治りません。
それが、子供にとって、よくないことだと分かっていても、両親と同じようにやってしまいます。
100%完璧な親を目指すなんて、結構難しいと思うのですが、
子供の前で絶対にやってはいけない事さえ守っていれば、「毒親」なんて呼ばれることはないでしょう。
目次
子供に絶対に見捨てられる毒親の悪しき習慣・行動
まず、毒親と呼ばれる両親の悪しき行動というのは、どんなものなのかを見ていきましょう。
- 酒癖が悪く飲むと気性が荒くなり暴れる。
- お金にルーズで借金がある。
- 賭け事が好きでギャンブル三昧。
- 口が悪く子供を萎縮させる。
- 暴力的でDV気質。(手をあげる/物を壊す)
- 子供の事には無関心。(遊びもしない/行事にも参加しない)
- まだ子供が小さいから平気と、性行為を隠す事をしない。
これらはほんの一部ですが、類似の行動や未遂的な行動などにも注意する必要があります。
毒親に育てられた、とある主婦の方に聞いたリアルな話なんですが、
こんな親の行動から子供心を傷付けられたといいます。
私は小学生時代、夜中にふと目覚めた時、私の隣の布団で裸で抱き合っている両親を見てしまいました。
大人になった今では察する事も出来ますが、当時は子供ながらにすごく気持ち悪くて大泣きしてしまいました。
思春期の多感な時期に「ちょっと胸でかくなったな?」と父親から言われて、ものすごく気持ち悪かったの今でも覚えていますし、
人生初めてのバイトをして、初めてお給料を貰った際には「競馬行くからちょっと1万円貸せよ」と言われ大喧嘩になったのも覚えています。
他にも親に傷つけられた過去はまだまだ残っていると彼女は言っていました。
親としては、軽く冗談で言ったつもりの言葉でも、
子供はいつまでも鮮明に覚えているもので、その記憶が子供へ悪い影響を与えていくのです。
毒親の子育ては、子供の未来に、どう影響するのか?
毒親から受けるダメージというのは大きく、子供の未来をつ180度変えてしまうこともあります。
何年もの間、毒親に育てられた子供は、どのように成長していくのか見ていきましょう。
- 親の元には居たくないと、反抗的になりグレて家を出る。
- 親には逆らえないと内向的になり、自分の殻に閉じこもり壁を作る。
- 我慢して親の元で過ごし大人になった時、自分の子供に同じ事をする。
こちらも先ほどの主婦のリアルな声です。
ダメ父がいる私は、反抗的になり荒れた学生時代を過ごしました。
家出を繰り返し顔を合わせばケンカばかり。包丁を向けて母に止められた事もあります。
そして私の兄は、内向的になって部屋にこもりゲームオタクになりました。
仕事をしても続かず、人のお金を盗み、嘘を平気でついて人を騙す人間になりました。
父親は何年か前に逮捕され、すぐに出ていきましたが今は母と2人で暮らしています。
例えば、借金がありギャンブル好きな父親、酒癖が悪く毎晩騒がしい母親。
そんな両親の姿を何年も見ながら育ち、「そんなのダメだ!」と反面教師にして生きていく人も稀におられますが、
悲しい事に約90%以上の方は、それが出来ず、自分も同じような道を歩んでしまいます。
例えば、両親から暴力で育った人は自分の子供にも同じように暴力を奮ってしまいますし、
借金をしていたり、お金にルーズな親の元で育った人は、
同じようにお金にだらしなくなってしまう可能が高いということなんです。
そうなると、嫌いだったはずの親のような行動を自分も知らず知らずのうちにしてしまい、
自分自身も毒親となってしまいます。
自分が毒親にならないためには?
時代は繰り返されるとよく言いますが、
そんな毒親の悪い習慣を繰り返さないためには、どうすればいいのでしょうか?
それは、子供との関係性をきちんと見直すことです。
「子供は親にどんなことをしてほしいのか?」
「子供は親に何を求めているのか?」
「親は子供に対して何をしてあげられるのか?」
子供の視点に立ってあげることが、大切なんです。
例えば、
- みんなで楽しく食卓を囲み、今日の出来事など話す。
- どんなことでも気楽に話せるような雰囲気作り。
- 家族で定期的にお出かけする。(公園でも近場でもOK)
- 幼稚園行事や学校行事にはきちんと参加する。
- 夫婦喧嘩はなるべく見せない。(物に当たったり手をあげるのは絶対NG)
- 虫や小さい動物であっても命は大事にする。
- 夫婦仲は良い方が良い。(悪いと子供は変に気を使う)
- 夫婦生活は子供が寝静まった後に別の部屋で(目撃した子供はトラウマになります)
- 思春期、真っ最中の子供への言葉選びは慎重に。(冗談が通じない事もある)
などなど、
良い行動を1歩だけ踏み出すことによって、良い循環を生み出すことができるんです。
将来のビジョンを考える!未来の自分と子供の関係は?
"老後"というと、ものすごく長い先のような気がしますが、将来、どんな老後を送りたいか想像してみてください。
子育ても終わりゆっくり自分の好きなことをして暮らし、子供たちは独立し結婚もして、
目に入れても痛くないほど可愛い孫も出来て、休みになるとみんな遊びに来てお出かけもして・・・
理想の未来を考えた時、今あなたが行動すべきことが決定すると思うんです。
未来を想像することが、脱毒親につながります。
また、良好な親子関係を気づくことができます。
1人ぼっちで、寂しい未来を自ら選択する人なんて、誰もいないと思います。
その為にも、「今何ができるのか?」を想像してみてもいいのではないでしょうか?
毒親のもとで育った主婦とその両親との関係性
反対に毒親と呼ばれる親の結末というのは、どうなるのでしょうか?
反面教師から学ぶためにも、リアルな声をあげています。
ぜひとも、何かの学びにしてもらいたいと考えています。
私のダメ父は現在、母と熟年離婚をし、
生活保護のもと1人で暮らしているみたいですが私や兄と会うどころか、連絡先すらお互いに知りません。
そして私が結婚して子供が2人いることも知りません。
自分に孫がいることすら知らないで、1人寂しく老後を送っています。
私個人的には、今後も会うつもりもありません。
それだけ幼少期から思春期の時の父親に対する思いが複雑なんです。
血が繋がっていようと、繋がってなかろうと関係なく、こんなにも簡単に疎遠になってしまうのです・・・。
自分が逆の立場で、子供たちとそんな関係になって、1人の老後生活をちょっと考えるだけでも嫌だし、耐えられないと思います。
だから私は親を反面教師にし生きていく事を決め、父親とは正反対な人間になってやろうと、そう誓って2人の子供を育てています。
自分の理想とする将来のビジョンがあるのならば、今から子供としっかり向き合って子育てをしてください。
子供の為にも、自分の為にも。。。
子供には、なによりも"愛情"が必要不可欠!!
子育てはというのは、何が正解か間違えかなんて、誰にも分かりません。
泣きたくなるくらい子育てが分からなくなる時だってあると思います。
親も感情がある人間なんですから、
もちろん子育てに迷ったり、挫折したい時もあるし、感情的になって怒鳴ってしまうこともります。
しかし、その延長線上に「毒親」が存在していることも知っておいてください。
なので、そんな時は1回、子育てを放棄して、休憩することです。
そして、息抜きをしてから、また再開。
それくらいの気持ちで、子供としっかり向き合ってみて下さい。
分からなくなった時は「抱きしめて"愛していること"を伝えてあげる。」それで解決することもあります。
愛情が不足すると、親子供に何もうまくいかなくなってしまいます。
子供には親の『愛』がなによりも必要不可欠なのです。
子供とより良い関係を築く為には、まず心から全力で愛してあげること。
それだけなんだと思います。