いい父親になるための、ちょうどいい感じの威厳とは?!
2017/06/03
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目次
威厳のあるお父さんとは?
まず、威厳のあるお父さんというのは、どういったお父さんのことなんでしょうか?
威厳とは?
威厳とは、近寄りがたいほど堂々としておごそかなこと。
※コトバンクより引用
「おごそか」と言う表現が、抽象度を上げてしまうので、さらに深堀し、理解を深めていきましょう。
おごそかって何よ?
おごそかとは、重々しくいかめしいさま。礼儀正しく近寄りにくいさま
※コトバンクより引用
「いかめしい」もわかりにくいですね。
もうやめてほしい、いかめしいって?
1.おごそかで重々しい。威厳がある。
2.物々しく厳重である。
3.りっぱである。すばらしい。
4.猛烈である。激しい。
※コトバンクより引用
少し、収拾がつかなくなってきましたので、私なりにここでまとめます。
近寄りがたく、重々しい空気を感じる。人によっては、堂々としていると捉えらるかもしれない。
そんな雰囲気をかもしだしているが、礼儀は正しく、実は立派であり、素晴らしい父親である。
しかし、猛烈で激しい一面もあり、怒ると怖い。
見習わないといけない部分はあると思うんですが、正直、僕はこんなお父さんにはなれないし、なりたくないですね、、、
実は、今の時代、お父さんの役割がすこしだけ変化してきているの知っていましたか?
星一徹のような威厳のあるお父さんになる必要がなくなってきているのです。
温故知新とありますが、
昔の良い部分と今の良い部分を組み合わせて、自分が思い描く理想のお父さんになっていいんです。
現代におけるお父さんのあり方
威厳というのは、簡単に言うと子供をしつけるために必要なオーラになります。
お父さんに怒られるから、悪いことはやめておこうといったように、
子供の教育に対して、威厳というものが存在していました。
でも、今となっては、そんな嫌われ役は極力受けたくないし、もし、威厳という力を使わなくても、子供がしっかりと成長してくれらなら、不要だと思いませんか?
■今の時代、どんなお父さんがちょうどいいのか?
優しさや楽しさ溢れるお父さんで、子供の気持ちをしっかりくみ取ることができる。
しかし、どこか程よい緊張感がうっすら垣間見えている。
そんな状態が、現代において、ちょうどいいお父さんではないかと、僕は考えます。
でも、このうっすらと垣間見える威厳を子供に認識させるのが、
ちょっとした一工夫が必要で、とても難しいんです。
父親の威厳に対する大間違い
僕のクライアントさんで、
父親の威厳を間違ってとらえている人が、めちゃくちゃ多いんですが、
子供に対して、恐怖心をあおることが、威厳だと思ってい方がほとんどなんです。
子供がいけないことしてしまったときに、大きな声で怒鳴るとか、頭をたたくとか、、、、
そんな親子を見かけると、心が痛くなってしまいます。
いけないことを注意して、理解させることは必要ですが、恐怖心でしらしめるのは、じつに動物的な方法です。
あなたの子供の頃を少し思い出してみてください。
親に叩かれたことのある人ならわかると思うのですが、
何で怒られたのか覚えてなくて、叩かれた記憶だけ残っていませんか?
なんで怒られたのかは記憶には残らず、よくないイメージしか残らないのです。
そしたら、どうやって威厳を作ればいいのでしょうか?
行く手を阻む共通の敵が威厳を生み出す
さて、やさしさの奥に潜む父親の威厳の作り方について、説明していきます。
セクションにあるように、子供と父親の共通の敵を作ることから始まります。
間違っても、母親を共通の敵にしないでください、、、
知人、友人、家族以外の第3者を対象としてください。
あくまで、利害関係の少ない相手がベストです。
なぜ共通の敵が、父親の威厳とつながるのか?
ただ単に家族共通の敵を作るだけでは、何の意味もありません。
その共通の敵に対して、あなたがどのように対処するかにかかってきます。
要は、どのように戦うかです。
えっ!?って思われた方も安心してください。
大丈夫です。いつも奥さんとやり取りしている感じで戦えば問題ないです、、、(笑)
まだまだ練習が足りないという方は、
「うるさい嫁を黙らせることができないと思っている旦那さんにこっそり教えたいこと」を読んで、ディベート力を強化してください。
この前、起きた共通の敵の例
先日、娘と2人旅に行った時の話ですが、あるトラブルに巻き込まれました。
ある目的地に行くのに、タクシーに乗ったときの話なんですが、
大体30分ほどで着くって、ホームページに書いてあったにも関わらず、
なかなか目的地に着かないので、おかしいな~っと思いながら、スマホでグーグルマップをみたんです。
そしたら、案の定やられていました、、、
タクシーのメータが上がるように遠いルートを選んで、移動されていたんです。
「すみません、この道一番近いルートですか?」って、聞くと
外回りに大き回っていたルートから、一気に内に入り出したんです。
その時、僕は、確信的な犯行だと気付いた瞬間、戦闘開始です。
いたって冷静に、論理的にぶわーーっと運転手さんを詰めていきます。
5歳の娘が止めに入るくらいでした、、、(笑)
後、運転手さんには、現代のIT文明の1つグーグルマップの存在を教えてあげ、
今後同じようなことは、しないように忠告してからタクシーを降りました。
そして、娘には、悪いことをしたら、絶対にあかんよって、優しく教えてあげると、
普段、子供に対しても怒ったりしない優しい父親が、第三者に対して言葉で詰め寄る姿を見た娘は、
「悪いことをすると、本当はお父さんやばいんだ」と認識し、この出来事があって以来、垣間見る威厳を感じるようになりました。
子供は、父親の一側面しか見えていない
通常、子供から見る父親は、家族環境の中でいる父親のイメージしかないんです。
仕事している姿なんて、子供になかなか見せることできませんし、家に帰ってきたオフ状態の父親の一側面を見て、子供はこれが父親の姿と思っています。
もちろん、家に居るときなんて、戦闘力0なんで、無防備な状態が多いと思いますし、そんなもんだと思います。
仕事から帰ってきて、家ではゆっくりしたいですよね、、、
なので、イメージを変えるには、前述のように第3者を投入し、いつもと違う側面を見せていくことが必要です。
おススメなのが、やはり旅に出かけるのが、一番手っ取り早いです。
トリップの語源がトラップといわれるくらい旅行には、トラブルがつきものなんです。
その時にどのように対応できるかによって、父親の見る目が変わってきます。
これが現代において、ちょうどいい威厳なんだと思います。