お片付けしない子供を100倍やる気にさせる秘密の作戦!!
2018/06/07
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常に完璧の状態とはいかなくとも、いつもお家は綺麗にしておきたいものです。
しかし、子供が産まれ、おもちゃや本などが、いっぱいになって来るのも事実ですし、
収納スペースもだんだんと少なくなってきていると思います。
そして、さらに子供の成長と共に遊び方も活発になってくるので、
部屋が、おもちゃなどでいっぱいになってくるのではないでしょうか?
元気なことは良いことなんですが、
お片付けをしないまま、次の遊びをしている姿を目の当たりにして、
「もう少しなんとかしてもらいたい!!」と、頭を悩ませることがあると思います。
そんな場合の対応方法としては、、、
「お片付けしなさ~い!!!」
と怒鳴りつける!!
のではなくて。
いったん、怒りの気持ちを隅に置いておいて、冷静な対処が必要になってきます。
でも、冷静に「お片付けしてね。」と約束してもうまく行きませんよね。
子供って、遊びに夢中になったら、約束事なんて、すぐに忘れてしまうんですよ。
だから、少しだけやり方や見方を変えることなんです。
そうすれば、子供は叱らなくても、自ら夢中でお片付けをしてくれます。
毎日のお片付けを楽しみながら、キレイなお部屋と子供たちの笑顔を手に入れてみましょう!!
目次
お片付けの初めの第一歩!!
親の視点からすれば、「出したら片付ける」なんて当たり前のことのように思えるのですが、
残念ながら子供からすれば、そんな概念がないのかもしれません。
でも考えてみてください!
反対に感情のまま遊びまわれるのは、子供の時だけだってことが言えませんか?
そういった時期も子供の成長にとっては、必要なことなんです。
相反する考え方かもしれませんが、お片付けの大前提として、
「子供は散らかすことが大好きなんだ」と、まず親が認識しておくことです。
これがお片付けを始める前の大切な心構えです。
秘密のお片付け大作戦
さて、お片付けの心構えは理解したかと思うのですが、
とはいえ、「遊んだら片付ける」という習慣はしっかりと身に付けさせたいところではあります。
いつまでも遊びっぱなしでは、将来苦労するのは子供自身になりますので、
お片付けをすることや整理整頓することの必要性は、しっかり教えてあげるべきだと思います。
でも、絶対にやってはいけないのは、
お片付けしないからといって、頭ごなしに「叱る」ということで、子供の教育にとって逆効果になります。
なので、親としてできる最大の優しさとしては、部屋が散らかってたとしてもイライラをいったん抑えてあげることです。
叱るという行為は、強制して片付けさせるということですから、
「遊ぶ ⇒ 叱る ⇒ お片付け」という習慣ができてしまいます。
このルーチンワークにハマらないためにも、親としても少しだけ我慢して、子供の成長を見守りたいところです。
また、反対に「片付けを楽しくする為にどうしたらいいのか?」ということを考えてみることが、
子供のお片付けを成功させるカギとなります。
子育てゲーム性理論
子供というのは、遊びが大好きです。
遊びであれば、疲れ知らずではしゃぎまわるってしまう事をもうすでに知っていると思います。
でも、片付けとなった途端、電池切れ、、、
しますよね。。。
でも「遊び×お片付け」の融合であれば、子供たちはびっくりするくらいのスピードで部屋がきれいになります。
「やればできる子!YDK~!!」のバックエンドには、必ず親のマネージメント力の高さが秘められてるんです。
この考え方を「子育てゲーム性理論」というのですが、育児において汎用性が高く何でも適用できたりします。
この理論について、丸1日くらい話できるくらいなんですが、
簡単に言うと、「嫌なことを楽しい(面白い)に変える」ことなんです。
是非その観点で、まずお片付けマスターを目指してみることです。
カラーボックスお片付け大会の開催
先ほどの観点から行くと、いろんなアイデアがあっていいと思うのですが、
お片付けに対し、ゲーム性理論を適用した場合、カラフルボックスを使った「お片付け大会」などがあります。
まずは、カラフルなボックスを用意し、
兄弟、もしくは、親子で、誰がたくさんおもちゃを箱に入れられるかの「競争」方式にします。
兄弟がいる場合も、親も参加することで、より盛り上がりを見せるので、参加必須です。
そして、実況プレーしながら、「お片付け大会」することによって、子供たちはより一層頑張ります。
「お兄ちゃんの方が、一歩リードしています!さぁ誰が1番になるでしょうか!?」と言うように、声掛けしながら進めるといいでしょう。
また、カラフルなボックスを用意は、青いボックス、ピンクのボックス、黄色と言ったように、それぞれ色分けすることで、
個人戦であるにもかかわらず、各色の帰属意識が高まりますので、チーム戦の様な気分になり、より一層の盛り上がりを見せます。
お片付け大会の開催は、保育園や幼稚園などでもよく使われる手法で、
きっと子供たちは目を輝かせて取り組んでくれるはずです。
片付け途中の声掛けは、絶対に必要!!
お片付け大会で実況プレーすると言いましたが、
競争途中での声がけは、子供のモチベーション維持させるためにすごく大切です。
例えば、「おっ!お兄ちゃん早いなー。手が大きいからか凄い」だったり、
下の子に対しては、「凄い!これも箱に入れられたの?」と、やや大げさに褒めると、
すごく楽しそうに片付けが進みます。
また、片付けに時間がかかりすぎると子供のペースは失速していきます。
こういった時に一声を入れるだけで、子供たちの集中力は回復していきますので、
お片付け中のモチベーション管理は必須なんです。
ぜひ、これらを試してみてみて、今までの違いを実感してもらいたいなぁと思います。
大切なのは、毎日でもリマインドすること
会社の戦略と子育てはすごく似ていると思っています。
例えば、事業方針を打ち出したとしても、すぐに社員に浸透するわけではありません。
同じ方針を何度も繰り返すことによって、少しずつ軌道修正されていきます。
子供のお片付けも同じです。
なんども声掛けとして、習慣化させることが子供たちの統制をうまくとるコツとなります。
新しいおもちゃを持ってきた際に「新しいおもちゃを持ってくる場合、先にすることな〜んだ?」
「片付けるものが多くなって、大変になるのは誰かな?」のように、できるだけ、毎日子供に問いかけ、考えさせることです。
ここで間違ってはいけないポイントとして、指示ではなくて、質問を投げかけることです。
そうすればだんだんと「遊んだ後は片付ける」という行動へと変わっていくようになります。
長男、長女にポイントを絞る
兄弟がいる場合、下の子はお兄ちゃん、お姉ちゃんの背中をちゃんと見ているもので、
親の声かけなしに、自らやってくれるようになります。
なので、上の子がきちんとお片付けすることができれば、他の兄弟も真似て習慣化させやすくなります。
イメージとしては、伝言ゲームだと思ってください。
年長者の行動は、下級者への伝達の役割になってると思ってください。
多少、親の軌道修正は必要になりますが、
兄弟がいる場合、上の子に焦点をあてて、教育することで、
自然とその風土が浸透し、いい環境が連鎖してくることでしょう。
成功体験を感じさせてあげる
大人でも子供でも成功することによって、自信もつきますし、
「こうすれば、うまくいくのだ!」という、感覚をつかんでいくことができます。
それは、言葉では言い表すことができない運動神経みたいなものです。
なので、子供には「自分で、できた!!」という成功体験をより多く感じさせてあげることが大切です。
とにかく大げさに「綺麗だねー!あの大きなおもちゃを直したのは、お兄ちゃんだね。」
「綺麗に並べてくれたのは、妹ちゃんだよね。二人ともありがとうね。」
「ママは、綺麗なお部屋を見ることが出来て、すごく嬉しい。」と伝えるだけで、シンプルに出来たという感覚を養うことができます。
そして、その嬉しいという気持ちが「片付けをする!」という行動に変わって来るはずですので、
子供が行動した結果は、必ずしっかりと分かるように伝えてあげてください。
また、うまく片付けができなかった場合でも、できた部分を見つけ、成功体験を積み上げてあげることです。
お片付けマスターの副次的なメリット
片付けができるようになると、部屋がきれいになるだけでなく、子供の成長にとってもすごくいいメリットが出てきます。
まずは、「責任感」です。
自分の物は自分で直す習慣が身につくことで、責任感が強い子に成長してきます。
「遊んだら片付ける」という共通のゴールに対し、周りのお友達と協力するよう促し、
また、片付けるという概念がない子供に対し、その必要性を訴え、共に目的を達成させるというプロセスが生まれてきます。
次に「判断力」です。
「大きい物から直したら、片付けが早く終わる」と言った判断や
「どうやって運べば効率的か?」など、大会方式のお片付けなので、瞬時に物事を判断する必要があります。
その判断力によって、片付けのスピードが影響してきますし、1番になるかの勝敗が決まります。
この場合、お片付けというより、もはやスポーツといってもいいのではないでしょうか!?
こうやって、遊びと教育を融合していくことによって、副次的な子育てのメリットがいっぱい出てきますので、おススメです。
お片付けは楽しい!!
仕事や家事などで毎日、時間に追われていれば、家が片付けがおろそかになってしまい、
ソワソワ落ち着かなくなってしまうことがあると思います。
そんな状態では「早く片付けしなさい!!」と感情のままに大声で叫んでしまい
悪循環に陥ってしまう(しまっていた)と思います。
これらの事を実践した人が声を揃えていうことが
「子供と楽しくすることが、後々自分にも子供たちにもいい影響をあたえるんだ!!」です。
忙しいとイライラして、子供たちを焦らせてお片付けさせてしまっていると思います。
でも、楽しいお片付けの時間を大人が提供することによって、子供の心が見違えるように変わってきます。
ただ、子供の特性をいかし楽しく取り組むアイデアを提供するだけです。
そうすることによって、みんなの笑顔が多くあり続けるんだと思います。