未就学児に何歳から勉強させるのがいいのか?
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結論から言うと、早くて1歳からお勉強を始めます。
要は、1人で鉛筆を持つことができるようになれば、いつでもお勉強を開始できます。
こういうと「1歳になったばかりで、もう鉛筆を持たせるの?」と、そう思う方が多いと思います。
でも、子供の学力を向上させるには、ここからが勝負なんです。
例えば、「小学生になってから頑張る」では、ちょっと遅いんですね。
学力の高い子供に育てていきたいと願うのであれば、
1歳の頃から、机に向かって字を書くという習慣を身に着けさせておくことです。
「子供らしくクレヨンでお絵かきでいいんじゃないの?」と思うかもしれませんが、
それは、それで、右脳がきたえられるので、必要なことなのです。
ただ、お勉強とは、別としてとらえておいてください。
なぜ鉛筆なのかというと、子供の運筆力を高めることができて、
運筆力が子供の学力を高めてくれるからなんです!!
目次
運筆力って、なぁに!?
一瞬、パット見たところ「運がいいとか、悪いとか」と思ってしまいがちですが、
漢字の通り、筆を運ぶ力ということです。
要は、鉛筆を使って、すらすらと綺麗な字が書けるようになる力です。
「なんで、こんな力が学力アップにつながるの??」って、思うかもしれませんが、かなり重要なんです。
大人になると鉛筆なんて、なかなか使う機会が減るんですが、
子供が勉強する時に使うのは、鉛筆とノートです。
中学生くらいになると、シャーペンになったりもしますが、本格的にお勉強がスタートする小学生からが肝心なんです。
例えば、すらすらと字を書ける子供と、そうでない子供であれば、
どちらの方が勉強する意欲が高いと思いますか?
おそらく、前者と答える人のほうが多いことでしょう。
やはり、できることが多い子のほうが、モチベーションも高く勉強に集中することができます。
なので、1歳から鉛筆を持たせて、運筆力を高めていかなければいけないのです。
1歳の子供に、どんな鉛筆を選ぶべきなのか?
1歳の子供が持つ鉛筆は、形が三角形で、濃さは6Bを選んであげてください。
おそらく、6B の鉛筆なんて、今まで使った記憶がないかもしれませんが、
幼児にとっては、それぐらい芯がやわらかくないと、うまく書くことができません。
良く売られているのは2Bの鉛筆なのですが、
2Bの鉛筆は、長すぎたり、芯が固いたかったりと、1歳の子供には適しません。
長い鉛筆の場合、幼児の小さな手では持ちづらく、バランスが悪くなってしまいます。
また、細い鉛筆ではなく、クレヨンのように太い鉛筆の方が、上手に線を引くことが出来ますので、
6Bの鉛筆で且つ、短めのモノを選びましょう。
<おススメはこちら!!>
どんな練習からスタートすればいいのか?
1歳の鉛筆の選び方は、よく理解できたと思います。
でも、実際その鉛筆で、どんな練習からスタートすればいいか?と疑問に思うはずです。
子供にとっては、初めての鉛筆ですから、「鉛筆は字が書けるもの」という認識を持たせる必要があります。
そのため、まず始めは、子供が書きたいように、ノートをぐちゃぐちゃに書かせます。
そして、次の段階としては、ひたすらまっすぐの線を縦と横に引いていく練習を行ってください。
以下のような、無料で運筆の練習ができるサイトがあるので、
プリンターで印刷して何度も繰り返し練習することをお勧めします。
<ちびむすドリル幼児の学習素材館>
https://happylilac.net/hiragana_unpitsu2015.html
おそらく、縦と横を綺麗にひけるようになるまで、かなり時間がかかると思います。
ですが、ここは根気よく親も一緒になって頑張ってあげてください。
縦横が、できるようになったら、斜めの線や、曲がった線などにチャレンジして行きましょう。
1歳児にとって、ぐるぐる巻くような線はかなり難しい
幼児にとっては、ぐるぐる巻くような線は、かなり難しく感じます。
なので、そういった少しレベルの高い「なぞり書き」は、
運筆力が十分に高くなって来てから挑戦するようにしてあげてください。
1歳から、いきなりひらがなの練習をはじめると難しくて、書くのが嫌になってしまいますので、
まずはお絵かき感覚で、やっていくと1歳児のお勉強はうまくいきますし、グンと成長していきます。
なので、幼児でもきちんと使いやすい6Bの鉛筆を使うことは、必須なんじゃないかと思います。
ストレスなく楽しみながら運筆の練習ができる環境を整えることがポイントです。
子供のモチベーションの上げ方
やはり、小さな子にとって、長時間同じことを続けると、飽きてきたりもします。
そんな時は、線のスタート地点とゴール地点に、
お子さんの好きなキャラクターを書いてあげたりすると、モチベーションがアップします。
例えば、アンパンマンは比較的すばやく簡単に書きやすいので、
「アンパンマンからアンパンマンへ線を引くんだよ」、とコミュニケーションをとりながら、線を引きことができます。
また、上手にできても、そうでなくても、最後まできっちり出来たら、
しっかりと褒めてあげるなどと、子供のやる気を引き出してあげてください。
小さなうちから右利きに矯正しておく
もともと、右利きであれば問題ないのですが、
左利きの場合、今の時点から右手で書けるように矯正しておきましょう。
賛否両論わかれるところではあるのですが、右利きに矯正したほうが、
将来的に困りまることが少ないので、運筆の練習もかねて、右手に矯正するようにしておくほうが無難かと思います。
例えば、鉛筆で文字を書いていくとき、左利きだと、常に文字が隠れてしまい、非常に書きにくくなりますし、
小学生が使うような道具もすべて左利きのものを用意する必要があり、通常より割高になることが多いです。
特にこだわりがないのであれば、無難な方を選びましょう。
学習は積み重ねが大切
勉強するには、紙と鉛筆は必須になります。
また、勉強というのは、学生の間は切っても切り離せないものです。
なので、小さな時からそのレールに沿って、今できることを親が教えてあげることが大切です。
1歳から運筆の練習を始めて、小学1年になる前には、英語は中学1レベル、
国語と算数は、小学6年生のレベルまで進んでいったお子さんを知っています。
1歳からしっかりとやっていけば、このレベルもしくは、
それ以上の学力が身に付くんだということを頭の片隅にでも置いておいて、
お子さんの成長へとつなげてあげてください。