家族における「自分事と他人事」
2017/03/15
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好きな事は、死ぬまでやり続けられる
誰でも好きな事は、喜んでやりたいと思うし、嫌なことはやりたくないと思ってしまいます。
例えば、ゲームや漫画が大好きな人にとって、誰かに「今日は一日中、Nintendo Switchやっておきなさい!!」とか、
「ワンピース全巻読んでから、遊びに行きなさい!!」って、言われたら進んで行動すると思おます。
更に時給1000円出したげるとか言われたら、やらない理由ないですよね!?
でも、男性ならば、休日に奥さんから、掃除機かけといてとか、
洗濯物干しといてとか言われると、嫌な顔したり、拒否したりしちゃいますよね。
女性なら、なんでしょうね!?
ちょっと、ウエートが軽すぎるかもしれませんが、
ご飯食べてるときに、「テレビのリモコン取って」とか、
「お皿持ってきて」とか、言われたら、自分で取れよと、イラッとしませんか?
この行動の違いって、何だと思います?
自分事と他人事
ほとんどの自分視点で、物事を考えています。
日々のタスクについても、自分のやること、相手がやることと言うように、
直接的に決めたわけでなくても、脳内で無意識に切り分けが行われています。
その自分事に対しては、少々嫌だと思っているタスクについては、完了させようとします。
でも、他人事であれば、自分がやるべきことではないと思っていますので、
相手に頼まれると、
「それぐらい自分でやれよ!あんたの仕事でしょっ!!」
って、拒否反応が生まれて、嫌な顔しちゃうんですね。
でもそれって、本当に他人事なのか?
奥さんと旦那さんで分類すれば、
自分事と他人事の切り分けされてしまうのですが、もう1つ上の階層を見つめてください!!
それは「家族」ですよね!?
あなたが、どの視点で物事をとらえるかによって、行動や発言が全く変わってきます。
※オレンジの丸は、タスク(仕事)
もちろん、旦那さんにしかできない事と奥さんにしかできない事は、
中にはあると思いますが、すべてにおいて、家族としてのタスクなんです。
この家族視点って、ビジネスでも同じことが言えるんです。
例えば、何かのプロジェクトがあったとしましょう。
Aさんは、自分視点で、自分だけの仕事を淡々とこなす作業者です。
Bさんは、1つ上の階層「プロジェクト全体」の視点を持ちながら、自分の仕事とAさんの仕事にも気にかけることができ、
時には、夜遅くまで、Aさんの仕事を手伝ってあげたりもします。
さて、AさんとBさん、どちらの方が価値が高いでしょうか?
「Bさんに決まってるじゃんっ!!」そう思ってるでしょっ!?
それじゃー、質問を変えてみますね。
家族の視点を持った、行動や発言ができてるでしょうか?
家族視点を持つとどうなるのか?
家族視点を持つことができると、すべてにおいてのタスクが自分事になります。
自分事といっても、あなた1人で、すべてを回すわけではありません。
協力しあいながら、進めていく連帯感が生まれ、さっきのビジネス例ののBさんのように、
手が回らなくなった時、あなたは心良くフォローすることができます。
また、相手を気遣うこともできますし、感謝の気持ちも芽生えますよね。
まぁ人間なので、時にはぶちぎれてしまうことはありますが、、、
基本的な概念として、上位階層の視点を持っていることが大切なんですよ。
そうすると、人として真の賢い人間に成長していくのです。
おまけ:本当に賢い人間とは?
家族視点を持とうという動機になればと思い、学びのおまけをつけておきますね。
サートンさんという、アメリカの心理学者が、
知能因子分析で真の賢い人間について、紐解いた分類が以下の7つです。
- 言語理解 ⇒ 言葉を使う能力
- 語の流暢性 ⇒ なめらかに話す能力
- 数 ⇒ 計算などの能力
- 空間 ⇒ 空間的関係の理解
- 記憶 ⇒ 記憶する能力
- 知覚速度 ⇒ 知覚するスピード
- 推理 ⇒ 推理する能力
小さい時に勉強しなさい!と、言われ続けたと思いますが、
勉強だけでは、真の賢い人間にはなれないんです。
僕なりの解釈ですが、
この中の「空間関係の理解」については、家族視点で向上できると思っています。
空間関係の理解とは、まず相手を知ること。
相手を知るということは、同じ経験や行動を試してみることから始まります。
仕事をしていない子供にとっては、働くという大変さを知らないし、
子供がバイトや社会人になって、「親のありがたみが分かった」と良く聞くのも、
自分が、経験をしたから、親の事を理解できるのです。