陣痛·出産の痛みとは?不安や恐怖を絶つ!知っておくと安心な出産の悩み解消術
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妊娠おめでとうございます!
可愛い赤ちゃんと出会える嬉しさと、経験したことのない未知なる出産の恐怖心。
とても、複雑な気持ちだと思います。
恐らく、お腹の中に赤ちゃんがいる事ですら不思議な感覚でいるはずですから、
その赤ちゃんを産み出す時には、一体どうなるのかなど、不安な要素は沢山あるとおもいます。
お産の痛みというのは、初産の方だけでなく、
経産婦の方でも、上のお子さんと年齢があくと痛みや不安は忘れてしまい
「どんな感じだったかな?」と不安が倍増するそうです。
なので、出産に対して不安なのは、妊婦さんみんな一緒なんです。
今できることは出産・陣痛の知識や痛みの感じ方など、勉強しイメージしておくことです。
そうすることによって、本番当日、冷静にお産にいどむことができるのです。
目次
陣痛とは?どんな痛み?間隔は?
陣痛は、まず大きく分けて3種類あります。
《前駆陣痛》
前駆陣痛とは、身体が出産の練習をしている痛みで本当の陣痛ではありません。
痛みが弱いものがほとんどで間隔もバラバラ。
臨月を迎えた頃から現れて、何日も続く人もいれば、それからすぐ本陣痛に繋がる人もいます。
痛み方は生理痛の軽い感じだったり、下痢痛のような感じがほとんどです。
《本陣痛》
本格的な出産が近づいてくると、
赤ちゃんを押し出そうと子宮が繰り返し収縮することで起きる痛みです。
最初は前駆陣痛のような軽いものから始まり、時間が経つにつれて徐々に変わってきます。
そして、子宮口が広がるにつれて、痛みもどんどん倍増します。
- 初産婦⇒20秒程度続く痛みが10分間隔
- 経産婦⇒20秒程度続く痛みが15分間隔
それから徐々に痛みの時間が長くなって、間隔もどんどん短くなります。
※経産婦はお産の進むスピードが早いので注意です!
そして、痛む場所は出産が進むにつれて変わっていきます。
最初は腰からお腹にかけての鈍痛から始まり、次第に骨盤も広がっていくので、
足の付け根部分に鋭い痛みを感じるようになります。
《後陣痛》
出産終了後、空っぽになった子宮は元の子宮の大きさに戻ろうと、収縮を繰り返します。
この時に感じる痛みを後陣痛といいます。
収縮することで出産時の出血を止血する役割もあるそうです。
出産後から数日間痛むこともあり、中には本陣痛よりも後陣痛の方が辛かったという人も。
初産婦より経産婦の方が収縮スピードが早いため、後陣痛の痛みが強いとも言われています。
授乳時、オキシトシンというホルモンが分泌され、
そのホルモンが子宮収縮を促すため授乳中に強い痛みを感じることもあります。
鎮痛剤を処方してもらうことも出来るので産科の先生に相談してみてください。
身近な人から出産の体験談を聞く
まだまだ不安な気持ちは消えないと思います。
そんな時は身近にいる母親や友達などから出産体験談を聞きいてみましょう。
お産は人それぞれ違いますが、話を聞いてイメージすることで不安な気持ちも軽減します。
分からないことなど聞いてみるのもいいと思います。
意外と、今では笑える出産の面白エピソードなんて聞けたりして、肩の荷が下りたりもします。
僕の知り合いに聞いた面白エピソードとしては、
- あまりの陣痛の痛さに、先生にタメ口で指示してしまったり(先生、腰指すって!!お願い!!お願い!!みたいに)
- 出産に疲れたからといって、今日はいったん辞めにしようと、お開きにしようとする(いやいや、むりです、、、)
- 「ぜぇぜぇ」と演技で、息できないと嘘をついて、なぜか酸素マスクを要求
彼女らにとって、今では笑い話だそうです。
とはいえ、出産日が着実に近づいてくる中で、不安や心配もあるかと思いますが、
出来るだけリラックスして、赤ちゃんと会える日を楽しみに毎日過ごしてください。
本陣痛の時は、『こんなもんじゃない!』と奮い立たせる!
いざ陣痛がやってきた時、痛みや不安に耐えられなくなって、
すぐ病院に行きたくなるのですが、そこはあえて強い気持ちを持ってください。
ウソのようなホントの話で、
陣痛がきた後に「破水した!?」と焦って病院に駆け込んだところ、
先生から「尿漏れですね。お帰り頂いて大丈夫です。」と冷静に言われて、恥を書いてしまったという話もあります。
なので、「こんな痛みじゃ、まだまだっ!産まれる直前はもっと痛いんだ!」と自分を奮い立たせ、
限界まで我慢してから、病院へ向かうくらいで問題ないでしょう。
そして、分娩室で本陣痛が来た時でも、最後まで強い気持ちでいれば、以外とすぐに産まれてきた感覚になりやすく、
思っていたほど痛くなかったという声もよく聞いたりする話です。
お産の時間の感覚を養う
通常、出産の痛みとともに、「赤ちゃんを早く生み出して、早くこの状況を終わらせたい!!」と考えてしまうのですが、
現実問題、すぐに赤ちゃんは出てきませんし、すぐに終わるようなものではありません。
この時間と思考のギャップが、出産の時間を長く感じさせる原因となるんです。
例えば、お仕事なんかしていて、早く仕事が終わってほしいなぁと気にしていた時、
なかなか時間が経つが遅いってことが、あると思います。
反対に、楽しいなぁと思える時間って、経過するのがめちゃくちゃ早く感じることがあると思います。
それと同じで、痛みに耐えることに焦点をあてることによって、今の状況を終わらせることをミッションとしていません。
変な焦りを取り除き、別のポイントに視点を置いて集中することによって、時間の経過を感覚的に早めることができるんです。
また、メンタル的に、痛さがまだまだ強くなると思い込んでいる途中段階で、子供が生まれるため、
最悪の想定よりかは、痛みが少なく、意外と痛くなかったと感じるんです。
なので、お産のコツとしては、「生み出すこと、終わらせること」に集中するのではなくて、
「まだまだ、この痛みは本番の痛みではない」と痛みに焦点を当てることによって、時間の経過を早めてくれるということなのです。
痛みがあるのはみんな一緒だとおもいます。
そこをどう捉えるかで、お産の乗り越え方が変わってくるのだと思います。
便利アイテムをフル活用!入院セットにいれておく
さて、もう後は、本番を迎えるだけですよ。
最後は、あると便利なグッズを入院セットにいれて、万全の準備をしておきましょう!!
陣痛中や出産時に使えること間違いなしです。
ストロー付きペットボトル飲料
陣痛中や出産時、起き上がることがむずかしい時など、
身体を起こさないでもストローを入れておく事でだいぶ飲みやすくなります。
起き上がるひと手間がないだけで全然違います。
うちわや扇子
出産時、かなり体力を使うため大量に汗が出ます。
冬場でもかなり暑くなるのであると便利です。
産院によっては用意してある所もありますが、1つくらいは用意しておいてもいいでしょう。
冷えピタ
うちわと同様、涼しくするためです。
おでこにつけても良し、脇の下や首に貼っても冷たくて気持ち良いですよ。
テニスボール
陣痛中、お尻にテニスボールをぐりぐりと押し当てると不思議と痛みが軽減されます。
旦那さんや看護師さんにやってもらうと楽になりますよ。
こちらも、産院によっては用意してある所もあります。
エチケット袋
人によってお産が進んでいくと吐き気を催すこともあります。
トイレまで行くのが億劫になるので、手元にエチケット袋を用意しておくといざと言う時に使えます。
小腹対策に小さめなお菓子
小腹が空いたけど陣痛で食べられない時に便利です。
小さいチョコレートやアメ、ガム、グミなど手軽に口に運べるものをバッグに忍ばせておくと出産後でも食べられます。
※出産が夜中になると朝まで何も食べられません。
出産は体力を使うのでかなりお腹が空きますので、チョコレートは救世主になりますよ!
痛みも出産も女性の特権。産まれた我が子は可愛い!
出産は簡単なものじゃなく、大変なことの方が多いです。
子供は夫婦2人で作って、2人で育てていくのに、
どうして妊娠・出産は女性しか出来ないんだろうと思います。
男性には分からない苦しみや痛みや恐怖や不安。
ですが、それは女性にしか経験できない女性だけの特権なのです。
出産は命懸けの大仕事。
それを乗り越えた先に待っているのは、可愛い可愛いあなたの赤ちゃんです。
陣痛や出産はとてもつらくて大変なのに、
痛みはいずれ忘れまた赤ちゃんが欲しいと思えるくらい我が子は可愛いのです。
顔は誰に似てるかな?手はどのくらい小さいんだろう?
どんな声で泣くのかな?
たくさん想像して、会えるのを楽しみに待っていてくださいね。
赤ちゃんもママと会うのを楽しみに待っていますよ。