卒乳できない赤ちゃんの気持ちを上手に切り替える方法

      2018/05/03

この記事は約8分で読めます。

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「そろそろ卒乳しないといけないかな?」と少し不安になったり、

「いつまで授乳を続けたらいいのかなぁ?」と言うように、授乳に関する疑問を持たれている方は多くおられます。

 

赤ちゃんが自然と卒乳してくれれば、ママとしても悩むことはないのですが、

なかなか思い通りに、子育てできるとは限りません。

 

もし、卒乳を意識していくのであれば、赤ちゃんにストレスをかけず、

ごく自然に少しずつ、気持ちを切り替えてあげることで、卒乳は必ず成功します。

 

卒乳する時期は、いつごろから?

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平均的には、1歳の誕生日を迎えた頃から、卒乳を意識し始めるママが多くおられます。

そして、1歳6カ月頃には、すっかり一人立ちし、次へのステップへと進む準備ができている頃ではないでしょうか。

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しかし、明確に卒乳の時期が定められている訳ではありませんし、

卒乳させることが、「必ず子供の成長に良いか?」というと、絶対ではありません。

 

授乳というのは、赤ちゃんにとって、ママとのスキンシップの時間ですので、

その時間を大切にしてあげることも選択肢の1つだと思います。

だから、卒乳できないからといって、がっかりしてあげないで下さい。

 

ママの愛情をたっぷり味わいたいだけなんだと思います。

 

なので、子供を第1優先に考えた時に、「何が1番ベストな選択なのか?」

それらを考慮し、卒乳へと進めていくべきだと考えます。

 

卒乳するために必要な期間は?

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卒乳するためには、ある程度の期間が必要です。

 

急に「今日から、おっぱいは卒業ね」なんて言われても、

赤ちゃんにとっては、大切なママから引き離された気分になり、不安でいっぱいになってしまいます。

 

そのためにまずは、卒乳する日を決めて、それを逆算して考える必要があります。

 

平均では、2週間くらい期間があれば、比較的スムーズに卒乳ができたという結果も出ており、

反対に、ゆったりとした期間をとり過ぎてしまうと、子供自身、「まだ、大丈夫なんだ」と思い込んでしまうので、

目安として2週間くらいで卒乳させることが望ましいと言えるでしょう。

 

ただし、性格が違うように赤ちゃんによっては、個人差があります。

2週間が過ぎたからといって、無理に辞めさせるのではなくて、最終的に子どもから離れていくイメージで卒乳させてあげてください。

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卒乳した場合のメリット、卒乳できない場合のデメリット

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卒乳することのメリットとしては、

ママ(おっぱい)に依存せずに、子供が自立へと向かっていけることです。

 

まだまだ、小さな1歩ではありますが、赤ちゃんにとっては大きな成長となります。

 

また、ママの手から離たとしても、子育てが可能になり、

パパに一時的に任せることや、託児所などでも預けることもできるようにもなります。

 

仕事への復帰を考えている場合、早期卒乳するメリットは多くあることでしょう。

 

次にママとしてのメリットとしては、

食事や飲み物など口にするものの制限がなくなるということです。

 

例えば、辛い香辛料やアルコール類が好きな場合、どうしても授乳の時期は制限しなければいけなくなります。

「やりたいことができない」というのは、人間にとって非常にストレスを感じる行動です。

 

これらのストレスも解消できるのが、卒乳することのメリットなりますので、

子育てで、ストレスをため混んでしまっているママは、無理せずに早めの卒乳を検討すると良いでしょう。

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卒乳できない場合のデメリット

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今まで愛らしく寄り添ってくれた授乳の時間がなくなってしまうということです。

親として、卒乳を寂しいと思うママも少なくはありません。

 

そんな思いと葛藤し、授乳・添い乳などを続けてしまうと、

子供がいつまでたっても、おっぱいから離れることができなくなってしまいます。

 

そうなると、赤ちゃんが小さいうちは、まだ問題ないのですが、

1歳半~2歳頃になると、歯がだんだんと生え揃い、授乳が痛くなるなどの症状が現れてくる場合があります。

 

また、赤ちゃんが夜中におっぱいを求め、夜泣きすることが多くなるとも言われていますので、

寝不足の状態が続き、精神的にも不安定になりやすくなります。

 

とはいえ、あくまで傾向のお話で、赤ちゃんの性格にもよって違います。

 

子供とスキンシップをとることも今しかできない大切な時間なので、

卒乳のメリット・デメリットを考慮した上で、親子共に無理なく、選択していきたいところだと思います。

 

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子供にとっての授乳とは?

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子供にとっての授乳は、単に成長するために必要な栄養を取るだけの意味ではありません。

生まれてはじめてのママとのスキンシップが、授乳となり、まだ言葉が分からない赤ちゃんにとっては、

大切なママとのコミュニケーションそのものなんです。

 

そして、ママの肌の温もりを感じながら、唯一安心できる場所でもあります。

 

そんな、赤ちゃんの気持ちを想像することが、卒乳を早めるコツなのかと思います。

もし、自分が授乳期の赤ちゃんだったら、「どうしてもらえれば嬉しく思うか?」なんて、

考えてみるといい答えが出てくるような気がします。

 

同じDNAでつながっているわけですから、あなたのその思考もきっと赤ちゃんとつながっているはずですよ。

 

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卒乳した後の母乳はどうるの?

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基本的には、母乳は赤ちゃんが飲まなくなると、自然と出なくなっていきます。

目安としては、卒乳してから1週間から1ヶ月くらいには、母乳がストップするのですが、稀に卒乳後も出続けるママもいます。

 

そんな場合は、胸元を温めないようにしたり、乳頭を刺激しないようにすることです。

赤ちゃんがおっぱいを飲んでいると、本能的に授乳が必要と信号が送られ、また母乳が作られていきます。

 

なので、卒乳後に授乳しなかったとしても、肌着などの擦れによっても母乳が継続してしまう場合があります。

また、搾乳機で母乳を出すことは、赤ちゃんが授乳していることと同じになりますので、あまり効果がありません。

 

しかし、母乳が胸の中に残ってしまうと、乳腺炎という病気になってしまいかねませんので、

卒乳後、母乳が出る量が少なくなり始めてきたころに、少々、排出させることも必要になります。

 

刺激しすぎず、残乳させずと難しいかもしれませんが、繊細なケアで体調を整えましょう。

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親子で一緒に楽しく、卒乳するための方法

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卒乳することを決めたのであれば、後は、どのようにして、

赤ちゃんがママと一緒に気持ちよく卒乳できるかだけです。

 

ちょっとしたアイデアや考え方次第で、なかなか卒乳できなかった赤ちゃんも、

反対に親が寂しいくらいに卒乳できてしまうものです。

 

卒乳シールを作って、親子でポジティブに楽しむ!!

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卒乳する日をシールで決め、それまでの日を子どもと一緒にカウントすることで、

ゲーム感覚で、卒乳することができます。

 

「もうこの日でおっぱいと、さよならするよ」という日を、子どもと一緒にカレンダーを見ながらお話しします。

 

そして、シールの日を見ながら、毎日好きなシールを1つ1つ貼っていくことで、

子ども自身も少しずつ理解できますし、心構えもできてきますので安心した卒乳を目指すことができます。

 

さよならすることを目的としていては、少し寂しかったり、嫌だという気持ちも出てきますので、

「お兄ちゃんやお姉ちゃんに変身できるよ。」といったように、

嬉しいくなるような言葉をプラスし、ポジティブな気持ちで卒乳させてあげてください。

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授乳していた時間を違う形の時間に変える

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授乳の時間というのは、赤ちゃんにとって本当に幸せで、安心できるママとの貴重な時間なんです。

それがなくなってしまうと考えると、とても不安な気持ちになったり物足りなく感じてしまうこともあります。

 

卒乳する時は、離乳食が完了している頃がほとんどだと思いますので、

昼間は、卒乳できていたとしても、夜寝る前に添い乳などで、卒乳を完了できないというママの悩みもよく耳にします。

 

そんな時に効果があるのが、授乳の代わりとなるの”絵本の読み聞かせ”となります。

 

子どもが安心できるのは、今までは授乳だったかもしれませんが、

ママの優しい声が、今まで通りの落ち着いて、安心できる時間となるのです。

 

本を読みながら、ゆったりとした気持ちでいることで、安心し眠りへと誘っていくことができますし、

本読みは、毎日読み続けることで子どもの財産になりますので、

今までの「授乳の時間」を「絵本の時間」に切り替えて、スムーズに卒乳へと進んでいってください。

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卒乳は無理にしない。親子のペースを尊重する

 

赤ちゃんの卒乳時期を決めたけれど、なかなかうまくいかないママは沢山います。

周りでうまくいった話を聞くと、「いいなー、早くうちの子も・・・」と焦る気持ちなども出てくることがあると思います。

 

でも、赤ちゃんと授乳するコミュニケーションの時間は、今しかない貴重な時間なんだと考えてみてください。

赤ちゃんとママのペースで、卒乳する良いタイミングをじっくり待つのも大切だと思います。

 

卒乳とは、独りよがりで成り立つものではないですし、

親子2人が認め合って、初めてつぎへのステップと進んでいけるものだと思っています。

 

なので、「焦らず、焦らさず」心に余裕を持つというのが、大切なんだと思います。

 - 子供編

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