京都市の現役栄養士から聞いた今の”小学生の学校給食”

   

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食べる幸せというのは、人間にとって、切っても切り離せないものだと思います。

また、健康でいられるからこそ、様々な感情を受けて、人間らしい生活を送ることができています。
普段、当たり前のように食べているご飯に感謝しつつも、沢山の幸せを感じれる感性を養っていきたいと思います。

 

大人にとっても、子供にとっても「食」というは、幸せを作る土台となるわけで、

早速、本題に入っていきたいと思います。

 

今の学校給食は、どうなってんの?

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先日、京都市の現役栄養士から2時間ほどの講義を受けて、今の学校給食について、詳しく聞いてきました。
僕が小学校の給食で思い出すのが、

欠席者の牛乳を狙った「牛乳じゃんけん」だったり、

給食が嫌いで、休み時間に入っても、ずっと食べさせられていた女の子がいたり、

数週間前のコッペパンを机に隠しているヤツがいたりと、結構、給食には思い出深いストーリーがあったなぁと思っています。

 

いや〜、ホント懐かしいですね。

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個人的には、学校給食が大好きだったなぁと思っているのですが、

中には、美味しくなくて嫌いだったという方もいたと思います。
給食に対して、どんな思い出があるのかは、人それぞれかと思いますが、今の実態って、どうなっているか知っていますか?

おそらく、給食の献立などは目にしていると思いますが、

大切な子供が、毎日どんなものを学校で食べているのでしょうか見ていきましょう。

 

 

学校給食は、1食262円で作られている

 

基本、給食では、ごはんと牛乳、一汁二菜のおかずが出てきます。

この”ごはん”と”牛乳”の組み合わせには、何とも言えない感情が湧き出るんですが、

これらを1食のお値段約262円で作られているそうなんです。

 

外食すれば、素うどんだけでも、1杯500円くらいするこのご時世なんですが、

この驚異の学校給食の値段で、ちゃんとしたご飯を子供達が食べることができているのかなぁと思いませんか?

 

安くて古い食材を使われているんじゃないかとか心配になりますよね。

 

でも、安心してください。

学校給食は、かなり子供のことを考えて、作られている事が分かったんです。

 

意外とびっくりした学校給食のこだわり

安全な食品へのこだわり

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普段、ハムやベーコンなど使った料理作られると思います。

知っている人は知っていると思いますが、ハムやベーコンなどの加工品の中には、

亜鉛酸ナトリーウムという食品添加物が入っています。

単刀直入に言うと、こ奴らかなり強力な発がん性物質を持っているんです。

 

もう一つ言っておくと、着色料にも発がん性物質があるわけなんですが、

学校給食では、無添加、無着色のハムとベーコンしか使わないポリシーがあるんです。

 

それだけではなくて、野菜やお肉なども衛生的な食品の選定にもこだわっていて、

とにかくもう、学校給食は、子供中心の食生活なんです。

 

ちなみに京都では、子供たちに食文化を知らせるために、

伝統的な献立や食材を取り入れ、おばんざい・京野菜なども食しているそうです。

 

なかなか、しぶい小学生ですね、、、。

 

 

 

手作りへのこだわり

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1食262円でも、食品への安全性については、理解してもらえたと思います。

その次に大切なのは、調理法ですよね。

 

給食は、すべてのおばちゃん(お姉さん!?)達の手作りで、調理の衛生面も気遣っています。

汁物などは、ちゃんと昆布やおジャコからダシをとって、化学調味料は一切使われません。

 

そして、何よりびっくりしたのが、カレー作りです!!

 

学校給食で子供たちに愛され続けるカレーなんですが、

普通、市販品のカレーのルー(固形のやつ)を使ってると思うじゃないですか。

 

これもイチから手作りで作るそうなんです。

興味深々だったので、どうやって作っているのかを栄養士さんにちゃんと聞いてメモしましたよ。

 

結論として、小学生のみんなは、大人より良いもの食べてるような気がします。

 

 

ご飯とパンは、外注!?

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ご飯は1週間の間4回、給食に出てきます。

最近では、パンの日は週に1回だけなんですね。

 

あまり、鮮明には覚えていませんが、僕達の頃は、ご飯とパンは半々くらいだったような気がしますが、

給食にご飯食が多いのも、子供たちの健康を気遣っているからなんだそうです。

しかも、今では、麦ごはんや胚芽米や玄米なども出されるんですって!!

 

<給食の米とパンの比率の移り変わり>

  • 平成9年 1:1(半々)
  • 平成15年 3:2(ご飯3、パン2)
  • 平成19年 4:1(ご飯4、パン1)

 

そんな、ご飯は、給食室で炊かれているのかと思いきや、実は外注で頼んで、毎日炊きたての美味しいご飯が学校に運ばれてきます。

青いプラスチックみたいなボックスに、ご飯が入ってるのは、外注先の容器なんですね。

知りませんでした。。。

 

ちなみにご飯が給食にで始めるようになったのが、昭和55年でそれまでは、ずーとパンでした。

もっと、昔をたどると脱脂粉乳だけですからね、、、。

本当に恵まれた時代に生きているなぁと思います。

 

 

食器がキレイになっている

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小学校の給食が大好きだったんですが、ずーっと気になっていたのが、

おかずやご飯を入れる食器なんです。

 

あの囚人のようなアルミでできたお皿。

アルマイトというんですが、結構、ボコボコになってるお皿とか、昔ありましたよね。

 

絶対に給食をよりおいしく食べるには、お皿を変えることだと思っていました。

 

でも、ついに2015年からだんだんとお皿が進化してきているんです。

まだ、すべての小学校で導入されているわけではなく、順番に入れ替えられているんですが、

特殊な樹脂で作られた食器で、簡単に言うとプラスチックみたいなんですが、耐久性にも優れていて、保温効果もあるそうです。

 

しかも、絵柄もついていて、ご飯を食べるお皿とちゃんと認識できます。

イメージとしては、社員食堂で使われているような器なんじゃないかなぁと思います。

 

最後に

 

自分たちが小学校の頃、どんなものを食べていたかは、あまり記憶にないんですが、

最近の小学生では、ちゃんと衛生管理された栄養価の高い食事を作っていただき、

安心安全に気を使い、子供達の食育に貢献していただいているんだなぁと実感できました。

 

「ご飯×牛乳」は顕在でしたが、給食もだんだんと時代によって、変わってくるんですね。

近い将来、「アルミのお皿で給食を食べてたん!?」って、子供にビックリされるんだろうなぁ~。

 - 子供編

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