厳しい父親が今の時代、子育てに必要なのか?
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僕の答えとしては、必ずしも父親の厳しさが必要なのかというと、そうでもないと思っています。
そもそも、なぜ厳くする必要があるのかを考えてみましょう。
目次
何で子供に対して、厳しさが必要だと感じてしまうのか?
- 子供がしっかりとした大人になって欲しいから?
- 親の言うことを聞かないから?
- 勉強しない?orできない子になるから?
- 自分に厳しくできない子に育ってしまうから?
- 早起きできないから?
とまぁ、色々と親として、何かしらの思いがあるからこそ、子供を叱ったり、
厳しさが必要だと感じたりするんだと思うんです。
ですがっ!!
厳しくすれば、すべてが上手く行くでしょうか?
もしくは、厳しくしなくても、できる方法はないでしょうか?
子供たちの行動の本質を考えたときに、必ずしその厳しさががマストだと僕は必用がないと考えています。
今の時代背景を考えると、大人の言うことを聞くような子に育ててはいけない
高度経済成長の時代は、ほっといても会社が成長する時代だったので、
オペレーションのように、誰かの指示に中実にしたがえる歯車の様な人材が重宝されていたんです。
≒親のいう事を聞ける真面目な子に育てることなんです。
でも、今の経済的に衰退期に入っていることもありますので、イノベーションできる人材を必用とされています。
つまり、何か新しいことを考えられる人のことです。
なので、親として指示待ち人間というより、自分で考えて行動できる子供に育てていく必要があるんです。
ましてや、今後、AI(人工知能)の技術が進んでいき、
単純な作業はすべてロボットがやってくれる時代になっていきます。
ネット上で、今後なくなる職業とか、話題になっていると思います。
まだ実感がないかもしれませんが、あれ、マジですからね。
今後、本当に仕事がなくなります。
子供のやる気を自動化させる
もし、子供が親の望む行動をしてくれていれば、親の細かい口出しなんて不要でしょうし、
ロボットではないので、100%は無理だとは思いますが、子供にある程度任せられる状態になるんじゃないでしょうか??
厳しさを追求すると、強制的な行動を促すと思ってください。
自主的にやりたいと思うことは、主体的な行動を生み出します。
僕は、子供のやる気を作っていくことが親の役目なんだと思うんです。
つまり、何が大切かと言うと、親の子育てマネージメントなんです。
そのためには、自分目線ではなくて、子供視点で物事をとらえ、
どうすれば、子供は楽しく行動したいと思うかを考える方が大切なんじゃないかと思っています。
簡単に言うとワクワクドキ、
やってみたいっていう子供の好奇心をクスグル力が必要なんです。
そもそも、どんな父親でありたいのか考えたことありますか?
厳しく接することによって、子供が強制的に行動してくれれば、親として満足することできるでしょうか?
反対に、強制的に行動させられた子供はどんな気持ちになるでしょうか?
あなたの理想の父親像と言うのは、どんなものでしょう??
子供から見たとき、どんな親の姿が写っていてほしいですか?
今の親子関係を続けて、子供が自立した時、どんな未来が待っているでしょうか?
これら1つ1つの質問に対して、真摯に向き合うことができた時、
あなたがどんな行動をとるべきか、自然と理解することができるはずです。
厳しい父親を持つ子供の視点
厳しい父親だったという知人の女性に聞いたことがあるのですが、
子供の時から、早く家から出て行きたいという願望があったそうです。
彼女曰く、父親が厳しいというより、感情的に怒鳴りつけらたいり、
自分を否定されている感覚で、とにかく家に居るのが辛く感じていたみたいです。
子供を叱る事がよくないと言ってる訳ではなくて、
感情的になって、子供を怒鳴りつけても、正直、なんの価値も生み出しませんよね。
親としては、子供のためにやっている行動で、
親としては、子供がうまく言う事を聞いてくれていると思っていても、
子供としては、言う事を聞かないといけないというストレスを抱えている事がるんです。
家庭内でストレスを感じたまま何十年も生活していた場合、この先の未来はどうなると思いますか?
おそらく、家の外で家庭のストレスを発散(誰かをいじめる)するか、
家庭のストレスから軽いうつ状態になり、自信のない子になり、イジメの標的になってしまうか、
そんな可能性を秘めてしまいかねないんじゃないかと思います。
また、子供が自立した時、遠くへ離れていってしまったり、実家にあまり帰りたいと思わなかったたり、
親として寂しい思いをしてしまうんではないでしょうか?
そんな未来を望まないのであれば、親の強制力を使うより、
子供の自尊心を養う親のマネージメントの力を使った方が、すべてが幸せになるんじゃないかと思っています。
親が厳しいと感じる子供の影響
僕が知っているちょっとした一例ですが、
子供にとって、厳しさは恐怖に変わることがあります。
そんなことを理解してあげてほしいと思っています。
- 自分の意見が言えなくなる
- やりたいことを言えない
- 冷めた目で人を見てしまう
- 自分を追い詰める
- 人の顔色を窺う人間になる
- 人を信用しなくなる
でも、優しいだけの父親になってはいけない
「厳しい」の反対言葉は「優しい」かもしれませんが、
時に厳しさも必要になってくることを知っておいてください。
僕が思うに、厳しさは、親として(自分として)の教訓であったり、ポリシー、
1番大切にしている事に対して、強く注意を促す必要があると思っています。
つまり、子供には、絶対に守ってほしい事柄です。
この厳しさは、複数あってはいけないと思ってるんです。
1つ一貫性のある事柄を提唱し続けることです。
例えば、人に感謝することを絶対に忘れてはいけない
とか、人に親切にしなさいとか、親として子供には絶対守ってほしい事柄に対しては、
厳しく指導するべきだと思っています。
厳しさは、あなたが生きていく上で一番大切にしている事に対し、厳重注意するくらいがちょうどいいです。
そもそも、厳しい親って何?
それぞれの行動にルールがあって、それを守れない、守らないと鬼の様に怒られる
と言った具合でしょうか?
親に反抗する力も子供にとっては必要
子供が大きくなるにつれて、子供社会の中においても、ある程度のポジションが形成されてくるので、
大なり小なり、自我というものが芽生えてきます。
そして、その自我というものは、父親、母親に対し、
反抗心を生み出すものなんですが、子供が自立していく成長過程で必要なことでもあります。
つまり、反抗期以外にも反抗心というのは、100%に悪と言う訳ではないんです。
おそらく、貴方もそんな経験をしてきたことがあるんではないでしょうか?
厳しくせずにどうやって、行動を促せばいいのか?
さて、子供が親の言うことを聞かないとき、怒鳴り散らすことなく、
相手がすすんで行動をしたいと思うことができるでしょうか?
例えば、対象が子供ではなく、友人、もしくは、部下。同僚だと分かりやすいと思います。
知人に何か行動してもらいたい時って、どうしますか?
しかも、相手には、心良く喜んで行動してもらうためには??
僕なら、まず事情や目的を説明します。
最後に、お願いできないか?と相手に確認します。
ポイントは、
「それなら、お前のために、俺が何とかしてやろうじゃないか」って、
思ってもらえるかどうかなんです。
子供も同じで、「お父さん、ここまで言ってるんだから、
ちょっと頑張ってみるか」って、感じさせる説明や目的、親としての思いが必要なんです。
そう思わすには、親子の信頼関係をしっかり構築する必要もありますので、
その点については、こちらをチェックしてください。