もしや、産後クライシス!?出産後のイライラを解消させた4つの方法
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女性にとって、出産という人生の中での一大イベントを乗り越え、休む暇もなく次に子育てが始まります。
出産、子育てと今まで経験したことのないことの連続に、すべてがうまくいくはずもなく、
出産後、イライラしてしまう女性も多くおられます。
さらに追い打ちをかけてくるのが、
The 旦那!!
もちろん、想像していた赤ちゃんとの生活が、創造していたよりもかけ離れていたということもあります。
昼夜問わず3時間置きにくる授乳タイムにイライラしたこともあります。
ホント、出産後って、些細な事でもイライラしてしまうと思うんです。
でも、赤ちゃんには何の罪もないんです。
そんなこと、誰だって分かってると思います。
「おい!そこそこ!!君だよ。君!!」
目次
非協力的な旦那がイライラを増殖させる
先ほども言いましたが、赤ちゃんには何の罪もありません。
直接的な原因ではないかもしれませんが、子育てに非協力的な旦那さんの態度によっては、
出産後のイライラが、2倍にも3倍にも膨れ上がってしまいます。
- 泣き止まない赤ちゃんをずっと抱っこしている私の側でゴロゴロしながらテレビを見て笑っている旦那
- 夜中、赤ちゃんが泣いても気持ち良さそうに隣で爆睡している旦那
- たまにやる赤ちゃんのお世話はすべて中途半端のくせして「やってやったぜ」と言わんばかりのドヤ顔
おそらく、挙げきれないほどのイライラのエビソードが出てくると思いますので、一旦この辺で、、、
イライラを放置しまうと、超危険!!
旦那さんだけが悪いとは言いませんが、総合的な改善を早く進めていかないと、
イライラが、ストレスへと変わり、究極的には、
旦那さんの「話し方」、「癖」、すべて行動において、嫌悪感を覚えるようになってしまいます。
そうなってしまうと、次の「負のスパイラル」に陥り、
もしかすると、取り返しのつかないことになってしまいかねません。
<産後のイライラによる負のスパイラス>
①イライラを察して、旦那さんの口数が減っていく。
↓
②会話もほとんどしない中、旦那さんと話をするときは、なぜかケンカ腰。
↓
③旦那さんとのスキンシップもなくなっていく。
↓
④旦那さんとギスギスし、お互い冷えきっていくのが目に見えて分かる。
この負スパイラスにハマってしまうと、気づけば「産後クライシス」になってしまっていたということも、よくあります。
(※産後クライシスとは、産後2年以内に夫婦仲がこじれ悪化する事)
おそらく「このままの生活ではいけない」と頭では理解しようとしてると思うんです。
後は、行動だけですよ。
出産前の事を思いだしてみて
少し思い出してみて下さい。
妊娠に気が付いて、不安な気持ちや期待など感じながら、
終わりの見えない長い妊娠期間を経て、ここまで支え合ってきたと思うんです。
赤ちゃんの顔を初めて見てた時、「この子を幸せにしてあげようと」誓いませんでしたか?
夫婦仲良くすることが、子供にとっての幸せでもあります。
冒頭にも言いましたけど、出産、子育てと初めての連続で、気持ちがついていかないのも分かります。
少しずつでいいので、一歩ずつ解決していきましょう。
そして、家族みんなを幸せにする道に進んでみませんか?
産後のイライラ解消法1 「自分自身に暗示をかける。」
妊娠、出産と女性にとっては、心も身体も変化してしまう一大イベントです。
女性ホルモンのバランスが崩れ、普段なら当たり前だった事でもイライラしたり、時には悲しくなってしまうこともありますよね。
そんな時期に、一番の理解者であってほしいのが、旦那さんだと思います。
しかし、現実はそう上手くいかでないですよね。
そんな時、「なんで、長年一緒に歩んできた旦那が分かってくれないのか?」と、考えちゃうんです。
人間なら誰しも、自分の傷みを何かのせいにしたくなるんです。
例えば、「ここに石ころが置いてあったから、転んだんだ!!」みたいに
「このイライラは、すべて旦那が悪いんだ」って思い込んでしまうんですね。
人間は思込んでしまう生き物なんです。
思い込みをうまく利用した自己暗示
その人間の性質をうまく利用したのが、自己暗示です。
まず、大前提に、ホルモンバランスが崩れているから、イライラしているのだと暗示ます。
それが、本当にそうかどうかは、いったん置いておいてください。
そして、気持ちとしては、「そのうち治るよ」くらい楽観的に考える方がいいです。
だって、イライラの原因であるホルモンバランスがそのうち整ってくるんですから、
自然とすべてがうまく行くはずですよね。
また、根拠のない理由も必要です。
「旦那が嫌いな訳ではない!うんうん!!大丈夫!」と自分自身に暗示をかけるのです。
少し怪しく思うかもしれませんが、
鏡の前で自分の目を見て暗示することで、効果が高まることが分かっています。
騙されたと思って、続けてみてはどうかと思います。
産後のイライラ解消法2 「"ありがとう”を探してみる。」
なにか些細な事でもいいので、"ありがとう”と感謝できる事を探してみて下さい。
例えば、
「お皿を洗ってくれてありがとう。」
「私の好きなドラマ録画してくれてありがとう。」
「おむつ買ってきてくれてありがとう。」
「ご飯美味しいって言ってくれてありがとう。」
「毎日仕事頑張ってくれてありがとう。」
どんなちいさな出来事でも、なんでもOKです。
”ありがとう”の効果
これは、どんな効果があるのかというと、「感謝できる相手だという事を再認識」させています。
ある意味、自己暗示に近いんですが、感謝できる出来事が起きているのは事実です。
また、その事実をあなたが、ちゃんと拾えるかが肝になります。
つまり、それらの感謝に気付けるかです。
意外とこの感謝を見つける行動を続けていくと、
今まで見逃していた感謝のポイントがいっぱいあったなんてこともあります。
ありがとうという言葉は、ポジティブさを形成させる効果がありますので、
対象者が旦那さんでなくても、イライラを取り除いてくれたりもます。
”ありがとう”を貯めていく
紙に書き残すという行為は、長期記憶されやすいので、
あなた専用の「ありがとう帳」を作っても効果的かと思います。
そういえば、僕のクライアントさんから、こんな話を聞いたことがあります。
「私は旦那のお義母さんから、お年玉を頂いたのですが、そのポチ袋の裏側に
"息子の赤ちゃんを産んでくれて、ありがとう”と書かれていたのを見た時、すごく嬉しかったのを覚えています。」
やっぱり、感謝する方もされる方も悪い気はしませんよね。
直接"ありがとう”を伝えてみるのもいいかもしれません。
産後のイライラ解消法3 「1人で考えず全部相手にぶつける。」
イライラが募ってくると、「いちいち口に出すのもめんどうだし話すのもイヤ・・・」と
1人でムカムカしながら、答えのない答えを探し彷徨ってしまう事って、ありませんか?
そうなってくると、悪循環で、1人で悩みを抱え込んでしまうことになります。
産後の悩みは、あなた1人の問題ではなくて、夫婦の問題ですから、旦那さんと一緒になって解決していかないといけないんです。
そして、一緒になって解決するには、コミュニケーションをとることです。
男というのは言葉で言わないと、分からない生き物
旦那さんは、奥さんが怒ってる理由も分からなければ、
もしかすると、今怒ってるという事も分かっていないこともありますからね。
なので、思っていることを全部口に出して、相手に伝えることです。
※けんか腰ではだめですよ。。。
「全然寝れてないから、少しだけお昼寝させて欲しい!」
「赤ちゃんが泣いてるのに、気にもしないで私にだけ任せるのもイヤ!」
「仕事が休みの日は夜中のミルクあげてほしい!」
できれば、ため込まず、その都度思ったことををすべて伝えてみて下さい。
言葉にするとスッキリするし、なによりも相手に確実に伝わります。
言葉が上手く伝わるか不安な方は、ラインや手紙などで伝えるのもいいのではないでしょうか?
産後のイライラ解消法4 「夫婦2人だけの時間を作る。」
1日数分だけでも、2人の時間を作ってみて下さい。
赤ちゃんが寝てる時、2人でテレビを見てたくさん笑っても良し!
2人でゆっくりお話しても良し!
赤ちゃんの成長段階に合わせて、
母乳からミルクに切り替えて、旦那さんと一緒に晩酌するようにしてもいいでしょう。
晩酌といっても缶ビール1本くらいで十分です。
すぐに飲み干してしまうような量をゆっくり飲みながら、おつまみを食べて、旦那と今日1日あった出来事を話すことです。
赤ちゃんの事、昼間に見たテレビの事・・・本当に小さな出来事。
こちらが話すと旦那さんも話しやすくなり、会話も自然と増えていきます。
会話が増えると、笑う事も増え、笑顔になれる事を改めて実感することができると思います。
まさに、幸福の循環ですよね。
産後のイライラに悩まれている方へのメッセージ
解決方法を複数挙げてきましたが、最終的には「時間が解決してくれる」という事です。
少し時間がたてば、赤ちゃんの寝る時間が長くなって、まとめて寝てくれるようになります。
少し時間がたてば、育児のペースを掴めて、慣れてくれば、少しずつ余裕も出てきます。
少し時間がたてば、旦那さんも自分の出来る事、やらなければいけない事が分かってくるはずです。
イライラしている毎日は、いつか終わりが来ることを知っています。
イライラしている日々から抜け出して、今まで以上に仲良く、旦那さんと協力して子育てしている家族をたくさん見てきました。
人間ですから時には、怒りを向ける時もあるでしょう。
だけど、そんな毎日が、楽しいと思える事が幸せな家族なんだと思います。
1人で抱え込まないで下さい。
頑張りすぎないで肩の力を抜いて、
"一緒にゆっくり”子育てしていきましょう。
最後まで、お付き合いいただきありがとうございます。