子供の駄々をこねる”おねだり”は、チャンスと捉えよ!!

      2018/06/22

この記事は約8分で読めます。

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子供から"おねだり"されると、何とかしてあげたい気持ちはあるかもしれないのですが、

何でもかんでも買い与える事は難しいと思います。

 

また、子供を甘やかしてしまっているんではないかと、不安に思うこともあります。

 

でも、この子供のおねだりは、ここぞという時にうまく活用することによって、

実はチャンスだったりもするんです。

 

おそらく、普段からも取捨選択しながら日々を過ごされていると思いますが、

どんな観点で、子供のおねだりを受け入れていけばよいのか、段階的に説明してきましょう。

 

子供のおねだりは、絶対に否定しないこと

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子供が駄々をこねて”おねだり”していると、大体は「ダメ~!!」ってなってしまう事が多いと思うのですが、

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おねだりをチャンスに変えるためには、「おねだり=ダメ」の反射的なマインドを変えていかなければいけません。

 

良し悪しは別として、

おねだりというのは、子供の欲求(叶えたいこと、夢など)になります。

 

もし「○○したい」⇒「ダメ」がデフォルトになってしまったら、どうでしょうか?

ぼくなら、心が折れて、もうお願いしなくなってしまうと思います。

 

動物実験で、マウスに10回に1回エサが出るボタンを押させ続け、どれくらいあきらめずにボタンを押し続けたかの実験があります。

この実験は、パチンコやスロットなど、人々を熱中させてしまうギャンブルに似ており、

10分の1の確立で、エサが出るため、マウスは頑張って持続的にボタンを押し続けるそうです。

 

でも、途中で全くエサを出なくしたとき、

マウスは、途中であきらめてしまい、ボタンを押さくなってしまいます。

 

否定はネガティブの心を育てる

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先ほどの実験のように、おねだりが否定され続けられると子供は「自己主張は、してはいけない」と思い込んでしまう可能性が高く、

自分の気持ちを表に出さないようになってしまいます。

 

そうなってしまうと、大人になった時でもチャレンジをすることを恐れ、

「どうせ自分にはできない」とネガティブな心が育ち、場合によっては、鬱病になりやすい体質になりかねません。

 

とはいえ、子供の欲求をすべて満たしてあげるというのは、不可能でもあり、

また、我慢する事を覚えられなくなる可能性もありますので、なんでも叶えてあげる訳に行きません。

 

しかし、子供の欲求を叶えられなくても、おねだりを拒否する必要はないのかと思います。

例えば、否定的な言葉を使わずに断ることもできますし、また代替品で代用することもできます。

また、話を聞いてみると、どれくらいの熱意を持ってるのかも分かります。

 

まず、子供の要望を叶えるかどうかは、一旦おいておいて、

しっかりとコミュニケーションを取ることで、おねだりに対し、否定するとこはなくなることでしょう。

 

これが、おねだりをチャンスに変える第一歩となります。

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なんで必要なのか理由は必ず聞く

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おねだりは、親子のコミュニケーションの始まりのサインだと思っておいてください。

 

頭っから「ダメー」と拒否するのではなく、

「どこに魅力を感じているのか?」「なぜ欲しいと思ったのか?」は、ちゃんと確認することです。

 

欲しい(やりたい)と思う理由は子供なりに、必ずありますし、

もしかすると親の偏見だけで、実は子供にとって、ものすごく価値のある代物(体験)なのかもしれません。

 

また、こういった会話は親子のコミュニケーションの時間になりますので、親子の信頼関係を高めることもできます。

ぜひ、肯定的に子供とたくさん会話するつもりで、そのモノ、サービスについて詳しく聞いて上げましょう。

 

また、会話の幅を広げるために、スマホなどで、調べてみるというのもいいことだと思います。

おねだりといっても、即決即断する必要はありませんので、必ず理由は聞いてあげることです。

 

 

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親子の価値感を合わせていくこと

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なんで子供のおねだりを反射的に拒否してしまうのか?そんな理由を知ることで、

拒否することなく、おねだりを快く受け入れることができるのです。

 

例えば、子供が「学習塾に通いたいんだ」なんて言われたときには、喜んで行かせると思うのですが、

もし「ゲーム(おもちゃ)を買ってほしい」とおねだりされた時なんか、おそらく躊躇してしまうはずです。

 

なんで、こういった現象が現れてくるのかというと、

それは、子供がお願い(おねだり)するモノ、もしくはサービスに対して、

お金を支払う価値があるかどうかを無意識のうちに考え、ジャッジしてしまっているからです。

 

つまり、親が子供のおねだりを拒否してしまうのは、親がそのもの自体に興味関心がなく、価値を感じないからなのです。

反対に大人が価値を感じることができれば、即決でOKが出てしまうはずです。

 

例えば、初めの「学習塾に行きたい」も大人の価値感を刺激してくれますし、

もし、テレビゲーム好きの親子であれば、比較的簡単にゲーム機が揃えられてしまうことでしょう。

 

反対に親子の波長が合わなければ、特別な日(誕生日など)以外には、財布の紐を緩むことはないと思います。

 

心良く、おねだりを受け入れるためには、親子の価値感を合わせていき、

究極的には、自分の欲しいモノ(やりたいこと)=子供の欲しいモノ(やりたいこと)という状態を作ることができれば、

子供のおねだりに対し「仕方がないなぁ」とか、言いながら親子ともどもハッピーになれるということなんです。

 

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おねだりの受け入れは子供への投資

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たとえ親子の価値感が似ていたとしても、やはりズレが生じるケースも出てくるはずです。

そんな時は、子供のやりたい(ほしい)ニーズを買うべきだと思います。

 

例えば、あるおもちゃを買ってほしいと子供が主張するとします。

誕生日やクリスマスなど近ければそのタイミングにプレゼントすれば、なんのためらいもなく渡すことができると思います。

でも、なんでもない日の場合は、子供のためになる交換条件と共におもちゃを支給することです。

金銭的な価値を子供の行動(習熟)の価値へと交換するんです。

 

ただし、しっかりと金銭的な価値と見合う交換条件てないと、子供だったとしても交渉は成立しません。

 

例えば、1000円のプラモデルに対して、

毎日の宿題+テキスト4ページ分必ずやらないといけないとか、嫌いな食べ物が出ても絶対に残さないとか、

無理難題を突きつけられても、割に合わないことなんか、子供だって分かります。

 

交渉ごとなので、もしかすると、その場では成立するかもしれませんが、価値に見合わない交渉は、

後ほどトラブルが起き、結局、約束が守られなくなり、親子共にしこりが残る状態になってしまいます。

しっかりと価格に応じたフェアーな交渉である必要があります。

 

なので、高価な買い物であればあるほど、大きな交渉へと発展させることなできるのです。

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成功報酬型のおねだり投資

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基本的に、あまり買い与えたくないものに対しては、成功報酬型にするべきだと思います。

成功報酬型というのは、ある約束を達成した時に、子供のおねだりを叶えてあげるという方法です。

 

なんだか、馬の目の前にニンジンをつりさげて走らせてしまっているように感じてしまうかもしれませんが、

不純な動機だったとしても、目標達成させるためには、そういったことも必要です。

よくあるのが、成績が○○以上、100点を○個取ったら、と言うように結果を出したときにお願いを叶えてあげる方法です。

 

基本、何かしらの理由がないと、人は行動することができません。

例えば、「偉い学者さんになって、すべての人々が生きやすい社会を作っていきたいんだ」なんて目的がある子供であれば、

エサで釣る必要はないでしょうが、そんな子供はよっぽどの天才か、最高の親のマネージメント(若干、マインドコントロール。。。汗)があるかでしょう。

 

人間って、そんな強くもないでしょうし、誰だって見返りを求めてしまうところがあります。

なので、子供の”おねだり”ついでに成功報酬型の約束をしておくことで、親子共にWin-Winの関係を築くことができるのです。

 

でも、まだまだ小さい子供であれば、必ず目標達成できるとは限りません。

子供が頑張ったプロセスはちゃんと認めてあげて、子供の望みの品物ではなくても、頑張りに見合った報酬はプレゼントするべきです。

 

ただし、しっかり目標を達成できなかったことを実感させてあげることも重要で、

「目標を達成しなくても、おねだりを聞いてもらえるんだ」という状態は絶対に作らないことです。

 

厳しすぎるのも禁物ですが、、、

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最後に

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子供のおねだりを聞き入れることは、子供を甘やかせてしまうのではないか!?と感じてしまうかもしれません。

確かに、無条件ですべて買い与えているのであれば、それが当たり前になり、ワガママな子に育ってしまうのかもしれません。

 

社会というのは、Give&Takeで出来ていると思います。

「人に価値あるものを提供し、その見返りに何かをもらう」

簡単に言うと、お金という価値を払い、魚屋さんで鯛を買うということです。

 

そういった、社会教育を小さな頃からしていくことで、学校では学べない知識が養われていくのだと思います。

子供のおねだりは、社会性を学ばせるチャンスです。

 

是非、そのチャンスを拒否して終わらせるのではなくて、子供の学びの場として、

言葉を返してあげてください。

 

きっと、子供にとって一生の宝になることだと思います。

 

 - 子供編

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