子供の頃の思い出は何歳から記憶に残るようになるのか?
2017/12/01
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子供の脳の発達は積み木と同じように
子供の脳は2歳から記憶できるように機能が発達し始めます。
だからといって、2歳の頃の記憶を覚えているわけじゃないんですけどね。
あくまで脳の機能として成長するスタートなだけで、思い出として残りやすいのは、5歳くらいだといわれています。
とはいえ、大人も子供も成長は、積み上げ方式で、様々な経験をしていかないといけないので、
まだ子供が4歳だからと言って、何の思い出や経験をさせる必要がないということではありません。
木を積み上げていくおもちゃでカプラって、あるんですけど、手のひらサイズの普通の松の木で、
積み上げていくと、人が入れるくらいのお城やドーム型の家ができたりするんです。
脳の記憶というのは、1つのカプラ=経験を積んでいくことによって、だんだんと発達していくものなんです。
じゃー、なんで5歳以下の記憶って、残らないの?
ほとんどの人間は、5歳以下の記憶というのは、消えていってしまうそうです。
覚えているように感じていても、それは写真であったりビデオの情報で、脳内記憶に残っているモノでない可能性が高いです。
これの忘れる仕組みについては「幼児期健忘症」という名前が付いていて、
大きくなるにつれて新しい記憶がどんどんとインストールされていくと同時に、
古い子供の頃の記憶がなくなっていくというものなんです。
なんだか、親として悲しい幼児期健忘症ですが、そんなことはありませんよ。
逆の発想で幼児期健忘症をうまく利用する
間違ってはいけないのが、
記憶に残らないからと言って、スキルが身に付かないというわけではありません。
先ほども言いましたが、子供の成長は、積み木のように積み上げ方式です。
子供は3歳くらいになるとある程度、物事を理解し自分で何かをすることができるようになってきます。
記憶に残らないということは、辛いことも成長すれば、忘れてしまうということです。
ということは、この時期にスパルタ教育で泣きながらでも、覚えさせる習慣というのは、
いずれ忘れてしまうので、無理やりでもやらせておく方がいいと言う事です。
無理強いは親として気が進みませんが、
3歳から5歳くらいの間に、少し厳しめでも子供のためになる経験を積ませておくことが、
幼児期健忘症をうまく利用するコツであるのではないかと思います。
子供の頃の経験っていったい何なの?
スタンダードなところでいえば、お勉強や習い事なのかもしれませんが、
経験というのは、形式だったものだけではありません。
僕は、経験というのは、「知らないことを知る」事が経験だと思っています。
もしくは、実際に何かをやらせてみることです。
これは大人でも当てはまる事です。
失敗しても、それは経験となるので、できない事をわざとやらせて、失敗させることも重要なんですよ。
詳しくは、最悪な失敗は、最高の価値!!で書いていますので、興味があればどうぞ。
誰もが経験しないような最悪な失敗は、実は最高の価値になって、あなたの人生を豊かにしてくれます。
子供も一緒で、失敗も含めて、より多くの経験をさせることが、子供の成長につながり、
尚且つ、幼少期の記憶が残らないのであれば、この時期にいっぱい失敗させておくことが、親としてできる愛情なのではないかと考えます。