コミュニケーション能力の高い子供に育てるために親ができること
2017/12/18
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目次
コミュニケーション能力が高いということは、どういうことなのか?
まず、大人子供関係なしに、意外と知られていないコミュニケーション能力の本質についてのお話です。
コミュニケーション能力が高いというのは、ペラペラとよく喋ることができることではありません。
言葉の力を使って、相手の信頼を掴み、何かしらの行動を促すことができることです。
それを前提としたうえで、様々なコミュニケーションのテクニックがあるんです。
例えば、財布を忘れてしまい、友人に1000円貸して貰おうとしましょう。
今回の例でいうと、何かしらの行動というのは、このお金貸すという行為です。
友人である場合は、すでにあなたのことを信頼しているはずですので、1000円くらいならすぐに貸してくれるでしょう。
理屈としては、すごく単純で簡単なものですね。
他人から信頼を勝ち取るコミュニケーションとは?
でも、全然知らない人にお金を貸して貰おうとした時、あなたはどのようにコミュニケーションをとることができますか?
赤の他人から、どうすれば信頼を勝ち取ることができるのでしょうか?
まぁ、簡単なことなんですけど、ポイントは、あなたのことが信頼できるのかどうかだけです。
ます、お金を貸してもらわないといけない理由を伝えますよね。
なぜ、今必要なのか?そして、どれくらい困っているのか??
最後に身元の保証ですね。ちゃんと返済してもらえるのか?
免許書のコピーであったり、電話番号であったり、証明できるものは多いほうが、
信頼度が高まると思いますが、誠実さが伝わった時点で、相手がもういいって、言い始めるでしょう。
ちなみに勘違いしないように言っておきますが、何かしらの行動とは、お金だけじゃありませんからね。
コミュニケーションの本質をまとめると、
- 1つ目は、相手に信頼してもらう事
- 2つ目は、相手に何かしらの行動を促す事
コミュニケーションは、子供に接する親の能力と比例する
あなた自身のコミュニケーション能力が高ければ、子供も自然にコミュニケーション能力が身に付いてきます。
子供のコミュニケーション能力を高める1番の近道は、あなたの能力を高めることなんです。
でも、ちょっとコミュニケーションとるのは、苦手だなぁと感じていても、安心してください。
初めに少し難しいことを伝えたかもしれませんが、苦手意識を持っている人は、いったん本質について、忘れてた方がいいと思います。
簡単ことから、始めればいいだけだし、まず、会話することに慣れていきましょう。
コミュニケーションに苦手意識を持っている人は、相手を意識しすぎる場合が多いです。
なので、等身大のあなたのままでいいので、会話量を増やしてみることです。
他人にどう思われるかなんて、別に考えなくてもいいですし、
会話に正解も失敗もありませんから、とりあえず、会話量を増やすことだけを意識すれば問題ありません。
コミュニケーション能力を高める基礎
コミュニケーション能力のベースとなるのが、日常的に使っている挨拶です。
会話がスタートするきっかけになりますので、誰にでも気軽に声をかけられるくらいがちょうどいいと思います。
挨拶なんて、誰でも簡単にできるように思われるんですが、意外とご近所さんと目が合っても「こんにちは」って言えない人や
声が小さく聞こえにくかった梨、元気がなさそうだったりと、ちゃんと挨拶できない人がいたりもします。
また、家族の中でも「行ってきます」「お帰り」「ただいま」「ありがとう」という言葉をちゃんと伝えてられていますか?
子供のコミュニケーション能力を高めるには、基礎となる挨拶をあなた自らが、しっかりすることです。
そんな親の姿を子供も見ていますし、親が当たり前にこなしていることは、子供にとっても当たり前なんです。
会話は、情報量の多さで決まる
家族の会話量によって、子供のコミュニケーション能力の差もでてきます。
夫婦の会話が、少ないと子供にも影響してくるんで、意識的に会話するようにした方がベストです。
そもそも、言葉というのは、情報の塊なので、
どれだけのインプットが頭に入っているかによって、言葉の表現力が変わってきます。
大人が持っている情報や経験などは、子供よりも数倍高いことは明白ですよね。
特に両親との会話は子供にとって、大切な情報源となり、頭の中にインプットされていきます。
その情報量が多ければ多いほど、会話の引き出しが増えることになりますので、
会話の質や量が変わってくるということなんです。
周りの会話ももちろんなんですが、本をたくさん読んでいる子供も情報量を増やしていけるので、
コミュニケーション能力を高める1つとなるでしょう。
沢山の人と合わせる
机上の空論では、やはり実践的なコミュニケーションを取ることができませんし、
家族の会話だけをインプットしている子供は、言葉に偏りが出てきます。
また、世の中にはたくさんの価値感を持った人がいます。
相手を知るということも、コミュニケーション能力を高める要素となりますので、できるだけ沢山の人と合わせる方がいいでしょう。
あなたの友人を自宅に呼んだり、子供と一緒にお出かけすることもいいと思います。
心の目で感じさせる
心の目で感じるということは、感性を養うということです。
感性が高い人の会話は、すごく引き込まれるように話を聞いてしまいます。
どうすれば、子供の感性を高めるのかというと、今まで経験したことのない新しいことにチャレンジさせることです。
実際に体験させて、感じさせることで、子供の将来的なコミュニケーション能力が変わってきます。
知識をつけることは人の土台となるので重要なんですが、それだけではすごくもったいなくて、
実際に経験することによって、それが知恵となって、自分のものになっていきます。
自分のものになると、言葉を選ばずして、本物の会話をすることができますし、会話に重みが出てきます。
例えば、ディズニーランドに言ったことのない人にディズニーランドの素晴らしさを教えてもらっても行きたいと感じないと思うんです。
実際に行ったことがある人の話を聞くと、自分自身も行動したくなるものなんです。
親が子供に伝えるコミュニケーション能力(まとめ)
- 挨拶はマシンガンのようにぶっ放して、会話のきっかけを作る方法を教える
- 家族の会話量を増やして、子供のインプットを増やす
- 沢山の人と子供に合わして、相手を知る
- 感性を養うために、経験したことのないことをさせてみる